フラットサイドクランク(以下フラットクランク)って、持ってなかったわけじゃないのよ。



これはですねぇ、秋田在住のいとこから頂いたもの。自作だそうです。

驚きだよね。ラインアイとか見なかったら市販品か?って思っちゃうもの。

ちなみに、送られてきた荷物を開けて、思ったのが

「なんでバグリーのクランク入っとるの?」

がオレの感想( ´△よく見たら自作モノで、二度驚きよ。


さて、彼らはずいぶんとボックスの中で眠ってたんですがその理由というのが

「怖くて使えねぇ( ´△)

全部で5個送られてきまして、うち1つ、芦ノ湖でロスト(Д`)

以来、ビビって投げられない、という( ´△)

しかーし、次の新利根戦では持って行こうかと。色的に新利根でイケそうだし。何より彼らは(おそらく)八郎潟育ち。多分似たような環境の霞利根川水系なら活躍するのでは?と。


そんな彼らと一緒に、買ってきましたフラットクランク持って芦ノ湖で水泳大会して参りました。



まずいとこオリジナルのヤツですが写真一番上はフラットクランク的ですが、下二つは違うな、これ。普通のクランクでした。ボディはフラットですが、違う。理由は後述。


買ってきたヤツシリーズですと、まずラパラのヤツ。これがちょっと期待外れ。というかやっぱラパラだな、欲しいフラットクランクの動きじゃありませんでした。バルサですし、超スロー巻きでもヘタヘタ泳ぐかと思ったのですが。


次にOSPのヤツ。多分フラットクランクの動きってこういうものだと思う、って感じのヒラヒラ具合。色のせいか明滅感がやや少ないか。


そして本命、ノリーズのヤツ。これはですね、伊藤巧プロが推すくらいですからね、まさに欲しかったアクション。スローでもヘタヘタヘナヘナ泳ぎます。明滅感もかなりなもの。


こうした泳ぎの違いはどこで出るのやら、と観察してみました。


まず気付いたのはアイの位置。




ラパラのヤツは、やっぱラパラだな、と感じる位置。リップからちょっと離れています。それ言ったらOSPもじゃん!ってところで、ノリーズがリップに一番近い。

ちなみにいとこクランク、もう一度写真を見ていただくと、一番上がボディにアイ、下2つがリップにアイ、です。つまりはこの辺でルアーの性格が出るんだろうね、リップのこの位置だと普通のクランクの動きになりますな。


さらにリップの形状。




これが最大の違いかな?ラパラは完全ラウンド型で小さい。OSPがちょっと角のある半円、ノリーズは完全にスクエアですね。

ラウンド型の方がロールを発生させやすいのですごくヒラヒラしそうですが、これだとちと面積が小さく、スローだとあんまり動かない。ある程度巻きを早くするとヒラヒラするようになります。これは先述通り、目的の違うルアー、という感じがします。

OSPはいかにもバランスのいい、という形をしてまして、実際その通り。これら3者の中でやはり中位といったところ。

ノリーズはリップでガッツリ水掴んでいるのが巻いててもよくわかりますが、スクエアでも長めに作ったせいか、ウォブルよりロールが強い感じです。

どれがいい悪いではなく、設計思想が違うのだな、と実感。今回新利根ではノリーズのヤツの、スローでも大きくヒラヒラする感じが欲しかったので、使うとなるとこれがメインになるかな、と。唯一、ノリーズのヤツ、欠点って程じゃないけどこうだったらと思うのがリップの素材。箱の説明書きにも書いてありましたが、ボディを素材的に薄く作ってるんですって。それでリップも薄いの。ぶっけて折れ割れしそうで怖いんですが、そんときゃボディも壊れんのかな?と思えばやむなし、なのかな?

まぁ釣れれば正義なので、釣れたらそいつをごっそり買ってきますがな。ラパラのは入手難っぽいですが。