ラオス陸路の旅-16.えええっ・・・!なにが!? | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

15時のアランヤプラテート行きのバス、無念にも、私を置いて、出発・・・・・・・・・・・・・次は17時半まで待たないといけない・・・・・・・・・そしてそこから4時間はかかるのだそう・・・・・・国境のタイ側到着は夜遅くなってしまってこわいなー。でも翌日中にはプノンペンに戻っていないと、行けない事情。

カンボジア的スローライフ

コーラートのこのアランヤプラテート行きのバス乗り場での何がおきたのか・・・・・!!そう、バーツでないとチケットを売ってくれない!ドルは断固として受け付けない!事件だった!(笑)。

ラオスから夜の到着でタイの国境へ、そして翌日早朝の出発で列車からバス、両替の場所も、暇もなく、わずかなバーツとドルだけでここまで来てしまって、最後にバーツが半額足りなかったのーーーーーだ!

ドルで多少高くてもいいから売ってくれてとお願いしても、なんせ英語もほとんど通じない、通じても、ダメ。どこかで両替してきなさいというので、あちこち走りまわるも両替所なし。お店に入ってドルで何か買っておつりをバーツでもらおうとしてもドルをどこも受け取ってくれない。挙句の果てに、誰でもいいからドルをバーツに少しだけ両替して!とトゥクトゥクやタクシーのうんちゃんにお願いしても、ダメ。

この時こそ、タイ国とタイ人を、クメール人が彼らを憎む以上に憎んだのでありました(笑)。足りないのはたった3ドルぶんのバーツ、240円ぐらい、ドルならあるのにぃ!!!!

結局バスターミナル内には両替場も両替してくれる人もなく、15時のバスが去ったあと、ぐったりして、町の中の銀行まで両替にいくことに・・・それも、あっちこっち行ってもらって、結局バスターミナルの結構近くにあったのだけれど(笑)。

無事に両替をしてまたバスターミナルに戻ってきて、カンボジアだったら、絶対こんなことない、誰かが助けてくれるはず。タイ人なんて大嫌いだ!と憤慨して食堂でやけ食いに走る(笑)。

カンボジア的スローライフ

こんな外国人などいないタイの田舎町め、と思いつつ(笑)。でも、バーツを用意していなかった私が、やっぱり、わるうござんすと、旅の無計画さを反省(笑)。

カンボジア的スローライフ

外はみるみる暗くなって、スコールが!旅の最後の訪れた最大の難関、それでもなんとか17時半のバスに乗れるんだから、翌日までに予定通りプノンペンに着けるだろうことは、99%確定したんだから、全部雨に流すのだ(笑)。大粒の雨、そして雨が上がるのを見ながら、やけ食い、やけ買いでバスの中での夜食を物色(笑)。

カンボジア的スローライフ

ダンキン・ドーナッツを発見して、さらに気分アップアップ(笑)。バスの中でのおやつにと当然、購入!バーツもたっぷり両替しましたからに(笑)。

カンボジア的スローライフ

すっかり気持ちを立て直して?17時半のバスに間に合うように乗り場に向かう。因縁の切符売りのお姉ちゃんが座っている。素直にバーツを出すにはあまりにも悔しいので「やっぱりバーツがなかったので、ドルでお願いします」と嫌味を言ってみる(笑)。お姉ちゃん苦笑い。

そして本当にバーツを出して、ようやくバスに乗れることになったのであーる(笑)。

しかし、道のりは遠い。夜真っ暗な山道で、途中でどんどん人が下車していき、最後は乗客も数人になってしまう。21時・・・まだ着きそうにない。旅は安全が第一、なにはなくとも安全だけは!主義の私、夜暗くなってから、見知らぬ場所に、宿泊先も予約していないところに着く予定は決してたてないのだけれど、しかたなし。


幸いなことにコーラートから一緒に乗った気のいいタイ人のおばちゃんが、カンボジア国境まで一緒。なんだか安心。ドーナッツを食べて勇気を出す(笑)。

夜22時半、アランヤプラテートに到着!真っ暗なのかなと思いきや、ナイト・マーケットなどができていてい、明るいこと!そして人が多いこと!よかった!

しばし、街中をゲストハウスを探して歩いて、チェックイン!よかったー、ここまでくればもう大丈夫!なんといっても言葉の通じるカンボジアの大地がもうすぐそこ、もう勇気凛凛!!怖いものなし(笑)。

コーラートでの大憤慨事件で(笑)、疲れきった心と体をベッドに休める(笑)。旅ももう終わる・・・そんな感慨も薄く、爆睡(笑)。