ベトナムでは、人によっては宗教的な理由でベジタリアンにする日が毎月あるということで、ベジタリアン食堂などが多いのだそう。それゆえに、そういう食材も豊富。
大豆たんぱくのようなもので作ったお肉もどきとかは、プノンペンのベトナム・スーパー・マーケットでも簡単に手に入るので、以前から使っていたのだけれど、それ以外にもいろいろあることをベトナムの旅にて発見。
最後の町となったハティエンでは、コムチャイ(ベジタリアン食堂)のおばちゃんと仲良くなり、あれこれお勧めなものを試しに買ってきた。
イカもどき、海老もどきなどがあって、私は大好きなイカのもどきを購入。さきイカのような見た目で味も本当にさきイカみたい!セロリと一緒にヌクマムに漬けてみたり、さきイカ・サラダスパゲティなどにしてみたけれど、うん、なかなか。
こちらはしいたけの出汁の素、ベトナム版!まだ使っていないけれど、これもスープなどに使えそう。
豚肉そぼろのような、大豆そぼろも先日かつおぶしのイメージで苦瓜と一緒に炒めたら、やっぱり期待通りの存在感を示してくれた(笑)。その横は、胡椒のパンチのきいたコチジャン風のお味噌。
インスタントのベジタリアン・ラーメンと緑豆のお粥。何も作りたくないとき、忙しいときにと思って買ってきたけれど、時間がたっぷりある日に味見がてら食べてしまった(笑)。
どちらも当然インスタントな味ではあるけれど、非常食?にしてはうん、それなりに。お粥のほうはいまいちかな・・・。
こちらはベトナムハム。もちろんベジ。ベトナムハムの大ファンの私としてはうれしいもの。
香菜たっぷりのベトナムの麺のブンと一緒に食べたり、サラダにハム代わりに入れたり。
今度ベトナムに行ったら、ベジタリアン・ヌクマムを買ってこようと思う。これはチャウドックで見たのだけれど、ほかの街で探しても見つからなかった。普通のお醤油でもいいじゃんという声もあるけれど、普通のお醤油とヌクマムの香りや風味はまったく別物だから、やっぱり東南アジアン的にはベジタリアン・ヌクマムが気にかかるところ。ヨガの研修先でもそれを使っていたそうだし。
ベジタリアンに究極にこだわるつもりもないのだけれど、なんだかそういうベトナムの食品、食材がとっても興味深くて!そして、私の最近の体の場合、ベジタリアンで過ごしていると本当に消化がラクな感じを実感するから、これはもう思想というよりも、体の調子のラクさ加減のため故に。
お肉やお魚が食卓にのぼらないとバラエティーに欠けるかしら・・・と思いきや、意外に奥深いベジタリアン料理にはたくさんの「工夫」があって面白い世界が広がっていることを学んだ。
こんな食材の一部はプノンペンのモニヴォン通りの大きなベトナム・スーパー・マーケットでも扱ってるので、気になる方は、ぜひ行ってみて!ただし、カンボジア人曰く「何でも怪しいベトナム製品」(笑)、こういう加工品が本当に無事なものなのか?は保証できませんが(笑)。