水祭り特集第2弾 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

以下、新聞「コッ・サンテピアップ」抜粋。

写真がテレビ画面でごめんなさい。


「王国行事水祭りは、国王君主下の伝統。」

 今年の「王国行事水祭り・精霊流し・満月参拝・オンボックを食べる(以下、水祭りと記載)」は、カンプチア王国の国王である偉大なるノロドム・シハモニ国王の高貴な君主制のもと行われた。この機会に、王家一族、チア・シム上院議長、ヘン・サムリン国会議長、フン・セン首相と首相夫人、在カンプチアの各外交官や各界の役人、外国からの賓客が多数、参加し楽しまれた。この2006年の水祭りには、各州、各市、省庁から参加したゴーとムゥオンの船(船の種類)あわせて409艘が、レースに興じた。参加の船の出身内訳は、以下のとおり。

 プノンペン特別市 27艘、コンポントム州 36艘、国防省 1艘、タケオ州 10艘、カンダール州 117艘、モンドルキリ州 1艘、クメールの友好組織・カンプチア・クラオム 1艘、シェムリアップ州 2艘、アプサラテレビ 1艘、クメール王国最高指令軍水軍司令部 3艘、プレアビヒィア州 2艘、バッドンボーン州 5艘、ポーサット州 1艘、スヴァイリエン 2艘、シハヌークビル市 1艘、ストゥントレン州 1艘、カンポート州 1艘、プレイヴェーン州 36艘、クラチェ州34艘、コンポンチャム州 77艘、バンテアイミエンチェイ州 3艘、コンポンチュナン州 34艘、国土内王憲兵軍 2艘、内閣府   1艘、コンポンスプー州 4艘、陸軍司令部 4艘、ウッドーミエンチェイ州 1艘。

 一方、夜のサップ川水面に浮かぶ電飾船(精霊)は、合計9艘。内訳は以下のとおり。



 1)王宮の電飾船

王宮の電飾船には、カンプチア領土主であり、国王の印である、王璽(王印)が記されている。王璽は、ほぼ均等な四角形で、繁栄のシンボルであり、王の即位の時に準備される象徴5種とあわせて、重要で深い意味を持つ、花形模様と火花模様の飾りとで装飾されている。 

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 2)上院議会の電飾船

    王宮の電飾船のあとに浮かぶ。カンプチア王国の上院議会は、1999325日の第一任期の初会合のときに開始した。この歴史的な日から、上院議会は、高い責任感という意識を持って、上院議会は立法権を持つ組織であり、王国政府と国会間の調整任務を持つと定められた新99条と新112条という憲法の規定に従い、独自の役割と任務を全うしている。

          

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 3)国会の電飾船

    国会の電飾船は、崇高で繁栄に満ちた文明と、国土を守る勇気、誇りと優れた民意を持つカンプチア王国の高貴な名声をあらわしている。この竜王船の上には、カンプチア王国の法律の礎を代表し、立法権の代表でもある憲法を記した書物を乗せた金の供物杯が二段になっている。金の供物杯の下段は、国家維持と統一の象徴である国王の高貴なる導きによる公務の下に一致団結し、いかなることも憲法を尊重して行われ、自由に複数の派が存在するという、民主主義システムの中の様々な政治傾向の示す炎に引き立てられている。この金の供物杯の下には、すべての国民の民意を代表した「国会」という文字が大きく刻まれていて、それは、立法権を持つ組織であり、現行法と憲法の規定に基づいた自身の任務を全うしている。

           

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 4)王国政府の電飾船

   王国政府の電飾船は、黄金の壁画として装飾されていて、ワニの卵の形をしていて、王国政府の姿の色をした、炎に引き立てられていて、そして、この引き立てている黄金色は、非常に美しいこのアンコールの大地の自然の豊かさを示している。真ん中の下方には、水牛の角のように曲がった2本の稲穂の模様が施されていて、これは、国家の頑丈さを示しており、国民の90%が農民であり、その農民の礎に支えられているということである。稲穂の上の聖剣を乗せたひとつの供物杯は、ひとつの国が国家法を持つ状態を強化するための、王国王国政府が法律の執行を導くものであるという、行政をあらわしている。

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 5)司法省の電飾船

   司法省の電飾船は、カンプチア王国の正義という分野を支える象徴である。国会の第三期王国政府は、中核、いわゆる良好な管理、法制の改定、そして司法のシステムという戦略を持つ、四角形戦略についての最も重要な目標を掲げた。法制の改定と司法システムは、国際的、国の中央からの信用を得られる方向性を持って、国家法の強化、社会の中での正義の増加、文化を破壊させる貧困の解消、刑罰状況、平和と文化の強化全般、法を尊重した文化など、準備がされているところである。

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 6)内務省の電飾船

   内務省の電飾船は、ある宗教の神の姿を示したものではなくて、内務省の本質の象徴である。その本質というのは、カンプチア王国の様々な基準書類と法律の役割、任務、権力の権利、権威という範囲の中での自身の洞察力と意識と知識や思考により、内務省はその義務を果たそうとしているところである。それは、愛する祖国とその国民に繁栄と幸福・健康・平穏・居心地のよさを供給していくための潔癖で高い使命感と勇敢さの中に、規定されているものである。

         

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 7)国防省の電飾船

    国防省の電飾船は、この30年に渡る長引いた戦争を終らせ、国内全土に平和をもたらす、国家の和解・団結、国家統一のためにフン・セン首相が先頭を率いる王国政府の、政治勝利の成功の中での歴史である、クメール王国軍の任務遂行への参加を示している。

    クメール王国軍の任務は、祖国再建の保護のため、国家の崇高な利益のため、そして、世界の地域の発展と治安・平和の保護に参加することである。

         

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 8)観光省の電飾船

    観光省の電飾船は、観光分野をあらわしている。この分野はもっとも優先すべき分野であり、国家収入を模索している中で頭角を現しつつ、国民に職業を与え、貧困の解消に貢献している。カンプチア王国政府の総理大臣であるフンセン首相の成功、政治基本の成功から始まった、観光生産における全能力は、2006年のこの9ヶ月の受け入れ外国人観光客が1184,012人であり、今年の終わりには170万人を受け入れることができるものである。

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 9)ANZ Royal銀行の電飾船

    ANZ Royal銀行の電飾船は、最後の電飾船である。私たちカンプチア王国における12ヶ月間の行事の中でも国民的伝統行事の一つであるこの水祭りで祝福の電飾船の参列に有志で参加した唯一の銀行である。

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