野球ネタを先に書いてしまいましたが、オリンピック大好きな私。
楽しみにしていた種目はいくつもありましたが、今回は「女性指導者」について。
火の鳥NIPPON(バレーボール)の監督、中田久美さん(55)。
なでしこジャパン(サッカー)の監督、高倉麻子さん(53)。
フェアリージャパン(新体操)の強化本部長、山崎浩子さん(61)。
いずれも私と年代が近い、かつての名選手。
それぞれの選手時代の凄さを知っているだけに、期待もしていましたが、揃って惨敗。
(失礼ながら、あえて惨敗と書かせていただきます。)
最初にお断りしておきますが、女性指導者だからダメ、などと申すつもりは毛頭ありません。
たとえばかつてのシンクロナイズドスイミングで「メダル請負人」だった井村さん。
ソフトボール日本代表を強化した、大功労者の宇津木さん。
このお二人のビジョン、厳しさ、的確さなど、指導者として男性より上じゃないの?と思っていました。
だから、今回も特に、先に挙げた3人の指導ぶりに期待していたのです。
なかでも新体操は、卓球、バドミントンと同様に、過去最高の成績、いやメダルも現実に?と。
山崎浩子さんは、まだ新体操という競技の黎明期に、
紛れもなく日本の第一人者として、ただ一人、世界に伍する実力者でした。
新体操の知名度アップに半端ない貢献をされた方です。
山崎さんの演技見たさに、チャンネルを合わせたものです。
その山崎さんが、低迷していた日本代表の指導者になって、成績は急上昇。
2017年世界選手権団体総合で銅メダル。
2019年世界選手権では銀メダル。
そして、東京では、、、、と期待していたのですが。
中田久美さんは、高校生なのに全日本入りした、天才美女セッターでした。
※美女、と書くだけでツイフェミさんから怒られそうですが、個人的にそう思っていたので。
私が高校3年生になって間もない頃。
体育祭で、バレーボールのセッターを務めることに。
そのタイミングで、バレーボールの実業団の試合が地元であったので、観戦に。
中田さんのいた日立と、相手はどこだったか、忘れました。。。
目の前、1メートルくらいに中田さんがいて「うわぁ~!」と感動したものです。
Vプレミアリーグ・久光製薬スプリングスの監督に就任して、
1年目からいきなり、女子チームで初となる5冠を達成した中田さん。
それだけに、指導力に期待していたのですが。
高倉さんの現役時代をご覧になった人は、多くないでしょうかね。
男子日本代表でいえば、司令塔の10番は読売クラブのラモス。
女子日本代表なら、同じく読売の高倉、だったんですよ。
女子サッカーをテレビ観戦する機会自体が滅多になかったですが、
海外の強豪を相手に、一人だけレべチなプレーヤーでした。
(澤穂希さんはまだ、中心選手じゃなかったです。)
第1回FIFA女子世界選手権(後の FIFA女子ワールドカップ)にも出場。
公式戦出場226試合は2004年当時、歴代1位の記録だったんです。
指導者としては、U-17女子ワールドカップで初優勝を果たしたうえ、
AFC女子年間最優秀監督に4年連続で選ばれ、満を持してのA代表監督、だったのに。
この3競技、いずれも日本代表は海外勢に、体格面などで大きなハンデを背負っているわけですね。
そのなかで、如何にして世界で勝っていくのか。
お三方とも、もちろん、ビジョンはお持ちでした。
山崎さんなら、制限時間内に詰め込む技の数を増やすこと。
中田さんでいえば、高さには速さで、みたいに。
でも、実を結びませんでした。
高倉さんにいたっては、女子サッカーもずっと動向を追い続けてきましたが、
何がビジョンなのか、あったはずなのに、試合を見てもよくわかりませんでした。
お三方とも、これで勇退、となるようですね。
次のオリンピックは3年後。
後任者は、いつも以上に強化期間が少ないので、大変でしょうね。