同僚の医師たちがみな、涙した、と伝えられています。
コロナの治療にあたっている医師団は、政府が集めたもので、クメール・ソヴィエトやカルメッテの常勤医師だけではありません。
医師団は任期が決められていて、数か月で交代します。
訃報が伝えられたのは、あるベテラン医師。
本来の任期が終わり、一緒にコロナと闘った仲間たちが、自分の所属に帰任。
でも彼は、「今は国家的な危機だから、自分はこのまま残って治療にあたる」と。
そして、彼自身がコロナに感染してしまったことが判明。
それから3日で、息を引き取ったそうです。