今朝、嫁ちゃんがフェイスブックで見たニュース。
プノンペンで、田舎へ向かう乗合タクシーが何台も、逮捕の憂き目に。
理由は、レッドゾーンの住人を乗せて田舎に向かおうとしたから。
タクシー運転手は、乗客がレッドゾーンの住人かどうか、知らないケースも多いようです。
通常、乗合タクシーは家までピックアップに回ってくれます。
でも、レッドゾーンには当然、入れませんよね。
田舎への逃亡を図った人々は、ピックアップ場所をレッドゾーンの外に指定。
これだと、馴染み客でなければ、運転手は確認する術がありません。
レッドゾーンの住人には、ワクチン接種が優先されていますよね。
接種が済めば、工場には通勤が可能になります。
それを逆手にとって悪用したのが、今朝の人々。
接種済だからレッドゾーンの外に出ることはできるので、そこをピックアップ場所に指定したわけです。
接種済だからといって、レッドゾーンの住民は田舎への移動は禁じられています。
また、プノンペンから田舎に戻った人は、2週間の自主隔離も必要です。
(実効のほどは甚だ怪しいですが)
そうまでしてでも、田舎へ逃げたい。
工場勤務の給与を諦めてでも、田舎へ帰りたい。
チアフルスマイル様が、先日書いていらっしゃいました。
どんな状況でも、田舎に里帰りをする。
これは、カンボジア人がもつ本能的なものです。
その通りなんですよね。
日本人の多くは、理解し難い価値観。
でも、だからといって、政府の指示命令を無視して、抜け道を探す態度は許容できるものではないでしょう?
縫製工場に今後も勤務するためには、ワクチン接種はマスト。
中国製ワクチンが怖くても、給料を稼ぐために、否応なしに接種を受けている人も大勢いるわけです。
でも、ちょっと余裕のある家庭の場合。
コロナが収まるまでは、田舎でニートでもいいや、となるわけですね。