せっかく建てたコンポントムの棲家ですが、家族の多くがプノンペンで職を得ている今、かつての賑やかさはありません。
その我が家が先月、真昼間に空き巣に入られました。
普段は義父母とタラちゃんが、次兄夫婦の長男(1歳)の面倒をみていますが、義母はプノンペンと田舎を半月毎くらいに行き来しており、そのときは義父とタラちゃんだけ。
タラちゃんが学校に、義父が田んぼに出かけていた最中に、南京錠を切断されました。
現金や貴金属類を入れた義母のカバンは、わかりにくい場所に隠してあるので被害はなかったのですが、家中を引っ掻き回されていたそうです。
嫁ちゃんと話していたのですが、最大の疑問は「なぜ真昼間に犯行に及ぶことができたのか」です。
田舎の家は垣根もないので、隣家と簡単に行き来できますし、話し声も筒抜けなくらい近いのです。
不審者が明るい時間帯に、金属を切断などできる状況とはとても思えないわけです。
ゆえに当然、疑わしきは隣家、となります。
隣家の【盗っ人根性】について過去に記事にしましたが、ご記憶でしょうか。
自殺騒ぎを起こしたバカ息子が、プノンペンでスマホをひったくって、逃げてきたことも書きました。
その後起きたことですが、嫁ちゃんが使わずにしまっておいた、イオンで購入した大判タオルが行方不明に。
数ケ月後、隣家の物干しにあるのを嫁ちゃんが発見しました。
嫁ちゃん、鬼ババにそれとなく尋ねたそうですが「息子の嫁が買ってくれたもの」とシラをきったそうです。
また今年、一時的に里帰りしていた四男が、ひとりで留守番していたとき。
戸外のハンモックで寝ていた四男が、家の中の物音に気がつきました。
「誰だ?!」と叫んで駆けつけると、隣家の鬼ババが立ち去っていく後姿が見えたそうです。
カンボジアの田舎ならでは?のおおらかさで、鬼ババは私が同居していた頃でも、勝手にツカツカと入ってきては、冷水をゴクゴクと飲んで帰っていったりしていました。
サザエ姉さんとは「井戸端会議友達」みたいなものでしたし、次兄嫁や嫁ちゃんも隣家でよくおしゃべりもしていました。
私が日本から戻ってくると、サル娘ともどもやってきて「土産のおすそ分け」を座って待っているし。
でも、ご近所づきあいがあるからといって、信用できるわけではありません。
もちろん今回の空き巣については証拠はないので、推論に過ぎませんが。