とにかく子だくさんなカンボジア。
近所の市場やお祭りに行くと、
「おじさん」「おばさん」「いとこ」の
オンパレード状態です。
かつて嫁ちゃんに
「いったい何人、いとこっているの?」
と訊いたら
「数えたことないけど・・・・70人以上いるわ」
ですと
今夏の、ある朝のこと。
起きて階下に降りていくと、
見慣れない子連れの女性が寝ていました。
彼女も従姉妹のひとり。
現在は30代で、連れてきた娘は7歳。
旦那から逃げて家出してきたんだ、と。
彼女、実はプノンペンのBARに勤める【夜の蝶】
それで稼ぎはそこそこあるのですが、
それをいいことに?旦那は働かずにお気楽生活。
それでもおとなしく「主夫」しているならともかく、
自分の収入は無い分際で、愛人は作っているそう。
旦那にもう、稼いだ収入を取られたくないようで。
彼女の境遇には同情の余地はありますが、
実は彼女、BARの常連客のアメリカ人に、
独身と偽って、毎週50$、小遣いを貰っているそう。
その小遣いが、最終的には
旦那の愛人にまで回っているわけで、
一番可哀そうなのは、そのアメリカ人でしょうか。
結局その従姉妹、ほとぼりが冷めるまで
4日ほど居候していました。
今秋のある日の昼さがり。
今度は「おばさん」が、やはり子連れで
「かくまってくれ」と突然訪ねてきました。
旦那が悪いヤツらとケンカして、
今は怪我の手当てで病院にいて、
家に子供と2人だけでは、悪いヤツらが、
いつ襲ってくるか心配だ、と。
翌夜からは、病院から戻った「おじさん」も
やはり「ほとぼりが冷めるまで」
数日間、居候していきました。