義理の次兄はタイでの屋台経営から撤収。
でも三男は依然、タイに出稼ぎ中です。
その三男にある日、縁談が舞い込みました。
お相手は近所でも比較的裕福な家の、ひとり娘。
子だくさんのカンボジアでは珍しいですね。
キッカケはなんと、私の結婚式?!
両親とともに私の式に参列してくれた彼女。
でも彼女が三男にひとめ惚れしたわけではなく、
ご両親が「あの彼はなかなか好青年だな」と
惚れ込んでしまったのだと。
私の挙式準備でも、膨大な数のココナツを
ひたすら割ってくれていた三男。
シャイで寡黙なタイプですが甲斐甲斐しく働くし、
なかなかイケメンでもあります。
その彼女、美人かつ資産家の娘ということで
(といっても田舎レベルでの話)
過去にいくつも縁談が持ち込まれたのに、
どれも気乗りせずに未婚のままだった、
と嫁ちゃんから聞きました。
それが両親からのプッシュで当人も乗り気に。
でも彼女自身は三男のことを覚えていないのだと。
そして当然、三男は彼女のことを全く知りません。
それでも義母から縁談を聞いた三男は
「かあさんが勧めるのなら」 と結婚を承諾。
以前書きましたが、サザエ姉さんは
当時、相思相愛の相手がいたにもかかわらず、
義母が決めてしまったマスオさんとの縁談を
泣く泣く承諾したのでした。
親の言うことは絶対、というカンボジアの価値観は
一部では薄れてはきているのでしょうが、
それでもまだ、田舎では特に
色濃く残っているように感じます。
今年のカンボジア正月に、タイから三男が戻ったら
彼女と初のご対面に。
それで問題がなければ、挙式準備に入ります。