もしも手持ち資金が豊富にあったなら、
プノンペンの分譲マンションを購入すれば済む話、でした。
結婚の許可を得るべく、田舎を初訪問したとき。
(未来の)義父が出した、唯一の条件が
「ココに家を建てること」 でした。
典型的なカンボジアの住宅は、こういう形式。
サザエ姉さんの家も、これ同様です。
その大きさは、およそ8m四方。
窓や扉を除いて、外壁資材の購入費は
義父いわく 8,000 US$でした。
サンプル数=1 なので、これが妥当価格なのかは不明です。
カンボジアでは結婚に際して、
男性側がまず、新居を建てて、
結婚式はその後、新居で開くのが当然 だというのです。
賃貸物件住まいでは、結婚は認められない、と。
ちなみに国際婚姻手続きの上でも、賃貸住まいは問題にされるとか。
(真偽は不明です)
もちろん貧乏人で、そんな資金の無い現地人も沢山います。
嫁ちゃんの長兄は、プノンペンのトゥクトゥク運転手。
やはり嫁さんの実家近くに、結婚のために木材は買ったものの、
建てる資金までは用意できず、
未だに木材は日に晒されたまま、 なんだそう。
で、私の新居は
昔は大工仕事もしていた、現在64歳の義父 と
今は日雇い大工? のマスオさん が建ててくれるのです。