ここまで、嫁ちゃんの 「実家」 と書いてきましたが、
正確には 嫁ちゃんの姉さん夫婦の家 です。
その家族構成は、まさに 『サザエさん』
姉さんがサザエ、 入り婿のマスオ、
14歳の娘(ワカメ)、10歳の息子(タラ)、 の4人家族が済む家に
近所のボロ家に住んでいた「波平」「ふね」を同居させ、
15歳の末弟カツオも一緒 というわけです。
この7名で、夕食後は画像の小さなテレビの前に並んで座り、
ワイワイガヤガヤしているうちに、いつの間にか
波平とフネはそのまま床に寝てしまいます。
その様子を眺めていて、
あぁ、これは昭和30年代の日本だぁ~ と感じた次第。
当時の日本って、3世代同居なんて当たり前で、
普及し始めた白黒テレビの前に、家族がみな集まって・・・
ちなみにカンボジアでは、嫁の家にマスオさんする方が一般的だとか。
結婚後の姓も、奥さん側にする人が多いと聞きました。
で、実家のマスオさん、一応メイン的な仕事は大工らしいのですが、
稼ぎが少なくて、7名を養うどころか、自分ら家族の食費にも事欠く有様。
タイに出稼ぎに行っている2名の息子(サザエの弟たち)と、私の嫁ちゃん、
この3名の仕送りで、細々と生活してきたのです。
2月の電気の請求書を見せてもらったら、なんとたったの7$!!!
テレビと扇風機以外、電化製品がありませんでしたから。
ちなみに、プノンペンで3週間アパート暮らしをしたとき、
私の電気代は約50$でした
普段はその扇風機さえ使わず、
昼間は画像のようなハンモックでノンビリしています。
家の随所に、ハンモックが掛けられるようになっているのは、
生活の知恵 なんでしょう。