朝5時15分に起床。

今日も一日曇り予報で、朝は15℃くらいで霧もでているのでウィンドベストを来て、朝6時15分にスタート。

 

今日のコースは根室から日本最東端である納沙布岬を周り、落石岬や霧多布を周る予定。

どこまで行けるか途中で判断するけど、釧路までは200kmを超えるのでちょっとムリそう。

 

まず最初に鉄道の最東端駅である東根室に寄る。

 

 

コレで鉄道駅も4つの端を押さえた。

 

 

根室から岬までは25kmを超えるので、淡々と海沿いのアップダウンを走る。

 

 

納沙布岬が近づいてきたが、なんか異様に高いタワーが見えてきた。

なんじゃこりゃ?

 

 

以前来た時、と言っても40年前の事だが、こんな建物はなかったよな。

あの時は濃霧の中を走って来たが、まさかこのタワーを見逃していたとは思えない。

 

この塔は形的に灯台にも見えるが、これはどうみても納沙布灯台ではない。

 

 

下まで来ると、その建物は驚く事にすでに廃墟になっていた。

 

 

ネットで調べてみると、北方四島が眺められるオーロラタワーと言う建物で、笹川財団により1987年に建てられ、2020年頃まで営業していたが、コロナ騒ぎで閉館になったそうだ。

 

ワタシが来た後にいつの間にかこんなタワーが建設され、知らぬ間に閉館になり、さらに廃墟になっているとは。

 

時の移ろいを肌で感じさせられる。

 

 

一応乗せてみるけど。

 

岬周辺は北方領土返還のモニュメントントが多い。

 

 

灯台はモニュメント類の奥にあり、こじんまりと佇んでいた。

 

 

灯台は大きくないがココが日本本土の最東端になる。

日本最東端の灯台と思うと有り難みがあるが、灯台の観光的な人気は低いので、どこの灯台も静かで良いね。

 

定番の頭乗せ。

 

 

これで日本本土と北海道の四隅はコンプリート。

これからは太平洋沿いを帰宅する旅になる。

 

納沙布岬からの戻りは、太平洋側を26km走って根室に戻り、往復で3時間ほど掛かった。

 

根室からは国道を離れて海沿いを進むが、距離が長いのでどこまで行けるか。

昼過ぎにどこまでいけるか判断して宿を取ろう。

 

海沿いは霧が流れて見通しが効かない。

 

 

道の左側からは波の音がするが、霧で殆ど見えず。

 

 

 

この季節はこんな霧の日が多いというので、走るのも大変だ(笑)

霧多布の別名で「霧たっぷり」と呼ばれるのも分かる。

 

途中で道を逸れて落石岬に行く。

入り口からグラベル道とブッシュ道になり、さすがにこれ以上バイクで進めない。

 

 

ココからは木道の遊歩道になる。

 

 

テクテク15分ほど歩いて行くと、草原に出た。

 

 

草原では鹿が遊び、霧が流れるその奥に落石岬灯台があった。

 

 

ココの灯台はとても静かで、雰囲気がとても良った。

 

 

来れて良かった。

満足して戻る。

 

海沿いの県道はアップダウンが続きなかなかキツい。

当初は釧路まで行けるかと思ったが、あと50〜60kmは辛いので、今日の宿は厚岸のユースホステルをキープした。

 

 

キツネさんが道路に出てワタシが通っても逃げない。

 

 

エサを貰おうと思っているんだろう。

カワイイけど生態系を崩すのでやらない。

 

霧多布湿原周辺ではフラットロードになり、ちょっと楽になる。

 

霧多布のセコマでカツ丼を買い、パーキングで補給する。

腹減った時のカツ丼旨し。

 

残りのアップダウンも何とかこなし厚岸到着18時。

 

 

厚岸の街中は鹿が多い。

歩いている人より鹿の数の方が断然に多い(笑)

 

今日の宿である厚岸のユースホステルに18時前にチェックインした。

今日の走行距離は納沙布岬往復復の52kmが入り、距離的には163kmだったが、海沿いのアップダウンがキツくてへばってしまったな。

 

今日、日本最東端の納沙布岬に行けたので、これで日本の端をコンプリート出来たのが単純に嬉しい。

 

さあ明日からは函館に向かって走って行きますよ。