この土日でスペシャの3DプリンターサドルであるMirror/ミラーサドル(左)と中華製でスペシャミラーサドルのコピーサドル(右)を乗りくらべてみた。
見た目はほとんど一緒だが、乗り味はどのようにちがうのか?
その他にも、ワタシの定番フィジーク旧アリアンテとTNi Tour Fly、そしてアルティメット号に元々付けていた、REPENTE QUASAR 2.0、関戸橋で買った中華製KOCEVLO、なども比較してみた。
土曜日は家の前で6種類のサドルを交換しながら乗り味を尻で味わった。
パンツもパットの入ってない薄いナイロン製のアンダーパンツとナイロン製のハーフパンツで、サドルの個性を味わえるようにした。
尚、 今回の評価ポイントは、値段やデザインのファクターは入らず、座り心地だけの評価でございます。
まずは基本になるのはフィジーク・旧型アリアンテで、自分に一番合っているサドル。
基本データは長さ265mm×幅140mm、重さ213g、カーボンレール 。
サドル後半のお尻の安定はとても良く、パットも適度に入り、安定したペダリングが出来る。
廃盤になって久しいが、今だに自分に一番合っているサドルだと思う。
ワタシのお尻の評価は90P。
ナンスが提供してくれたスペシャライズドの3DプリンターサドルであるMirror/ミラー。
長さ240mm×幅160mm、重さ247g、チタンレール 。
サドル幅はあるが、サイドが落ちているのでそれほどサドル幅の広さを感じない。
座ると3D構造のパットが均一に潰れる感じで、ワタシの体重でもクッション性は高い。
パットの無いパンツで座ると、尻の下で3D構造が潰れる感じが分かり、普通のスポンジパット入りサドルと構造が違うことが分かる。
ショートサドルなので前後の短さを感じ、サドル前側はパットの硬さを感じる。
お尻の評価は80P。
春の関戸橋フリマで手に入れたスペシャライズドS-WORKS Power Mirrorサドルのデットコピーである中華3Dプリンターサドル。
長さ240mm×幅160mm、重さ192g、カーボンレール 。
サドルの形状もデザインもスペシャサドルとほぼ同一。
座ると3D構造のパットは、スペシャより少し固めだが、ほぼ均一に3Dクッションが潰れる感じ。
ただサドルセンターの窪みのエッヂがスペシャより硬いので、引っかかる感じがある。
それにしても座り心地はスペシャ3Dミラーサドルとかなり似ている。
お尻の評価は75P。
アルティメット号に最近まで付けていたREPENTE QUASAR 2.0。
長さ260mm×幅140mm、重さ188g、クロモリレール 。
座るとサドル後半は尻ベースがしなってソフトに感じるが、前側は硬さを感じる。
ショートサドルより20mmほど長いだけなのにサドルの長さを感じ、前後移動はし易い。
ワタシのお尻の評価は65~70P。
軽量系中華サドルのKOCEVLOサドル。
長さ240mm×幅145mm、、カーボンレールで重さ87gと超軽量 。
座るとフラットなベースが沈み、硬さは感じない。
超軽量なのに座り心地は悪くないが、サドルエッジが硬いので、ペダリング時に内腿に引っかかる感じ。
お尻の評価は70P。
最近の個人的定番サドルであるTNi Tour Flyサドル。
長さ250mm×幅160mm、重さ240g、チタンレール 。
セッティングを出すと前下がりになるのがデザイン的にイマイチだが、サドル後半が広く、パットもそこそこ入っているので、尻当たりも優しく安定感がある。
前部も股間に硬さを感じず、いい感じ。
お尻の評価は80〜85P。
日曜日は山方面でスペシャ3Dサドルと、中華3Dサドルを乗りくらべた。
この日もパット無しパンツで乗った。
アップダウンのあるコースだとサドルに掛かる荷重が変化する。
2個のサドルの乗り味はかなり近いが、3D構造のパットが潰れ方はスペシャ純正3Dサドルの方がしなやかで、乗るならスペシャの3Dサドルかな。
しかしスペシャのミラーサドルは当時4万円を軽く超えるサドルで、その値段はかなり腰が引ける。
いくら座り心地が良くても、複数台持っているといくつも買えるほど金銭的な余裕がないので、頭が痛いところだ。
個人的な定番サドルは旧アリアンテ系サドルで、抑えがTNi ツアーフライサドル。
お尻の評価はサドルの良し悪しではなく、自分のお尻に合う合わないなので、総合評価になり得ない。
また良質のレーサーパンツのパットを使えば、座り心地はかなり変化するだろう。
その点を踏まえてどこら辺で使うサドルと折り合うかだよね。
だからサドル選びは難しく沼にハマる人が多いのだが、ワタシは沼の浅瀬でパチャパチャ水遊びするくらいで充分かな(笑)