今日は朝から雨降りで、電車で通勤する。

帰りの蓮田駅で目の前を歩いていた人の背中のバックから長ネギの葉っぱが出ていた。

 

 

奥さんからのオーダーがあったのだろうか。

イイなあ。

思わず持っていたスマホで写真を撮ってしまった。

こういう日常感がある何気ない風景は好き。

顔が写ってないので許してね。

 

 

今回の荒サイフリマでは購入したパーツや用品は特に無かった。

やっぱりフリマの主催をしていると、会場警備よりパーツチェックをするのはちょっと気がひける(笑)

でも何人かの知り合いがフリマ終了時にパーツや用品を「自転車操業活動」で使ってと持ち込んでくれた。

いつもいつもありがとうございます。

 

 

以前変速機データブック作りでお世話になったU野さんからまた変速機をお借りした。

今回お借りした変速機はCYCLOのヘリコイド式変速。

 

 

この変速機はフランス製CYCLO/シクロではなく、イギリス製CYCLO/サイクロなので、現在作っているフランス・イタリア版に載せる変速機ではないが、英国を含むその他の国の変速機データブックの撮影で使える。

 

またフランス自転車の大家タキちゃんからも変速機をお借りした。

同じ英国のBenelux Cycloの変速機セットで、ボディの仕上げが私が持っているモデルと異なる。

 

 

また「Le Chat」のロッド式F変速機もあった。

 

 

これは大変珍しい。

どの変速機も未使用で、大変状態が良い状態。

みなさん、変速機データブックの後押しをしてくれる。

早くお返しできるように変速機撮影とデータブック編集を頑張りますよ。

 

 

また、ハジメちゃんからは大変貴重な資料を頂いた。

日本で最初期に作られた変速機の一つである、萱場/カヤバのスライド式変速機の図面である。

 

 (本図面はカヤバ株式会社の許可を得て掲載しています)

チェーンステー取り付け式で、2Sシングルプーリー式のスライド変速機が記載されている。

図面には昭和23年7月と記入されている。

 

 

こちらは1年後の昭和24年6月に完成車用として発表されたカヤバ式変速機で、後輪軸の取り付けに変更されている。

 

 

ハジメちゃんはカヤバ株式会社に自転車関係の質問をするためアポを取ったが、ワタシがカヤバ変速機に興味があることを知っていたので、昔の変速機資料も探して欲しいと連絡を入れてくれた。

それにしても戦後すぐ約80年前の事なので、まず出ないだろうと思っていたが、瓢箪から駒で、当時の図面が出てきたのだ!

 

実物は残っていないが、こういう図面が出てきただけで素晴らしい!

カヤバとしても80年前の自転車資料なんて、働きかけをしない限り出てこないだろう。

コレはカヤバに働きかけをしてくれたハジメちゃんの超ファインプレーと思う。

 

多くの人から協力で変速機の歴史が分かっていくという事は素晴らしい。

ワタシも頑張って変速機資料をまとめなくてはと改めて思いました(汗。