先の小豆島ツーリングでフランコ号に入れたタイヤはパナレーサーのグラベルキングSSの40C。

 

 

見た目は太くて重そうだけど、走行感が軽いのでオンとオフが混じるツーリングに重宝している。

 

 

フランコ号に入れているリムはMAVICの旧世代リムで、リムの内幅は15mmしかない。

 

 

このリムにグラベルキングを入れて4ber入れるとタイヤ幅は41mmで、タイヤの直径は712mmだった。

 

 

 

もしかしたらこの走行感の軽さは細いリムに太いタイヤを入れることによって、タイヤが縦に膨らんで外周径が大きくなっているのではと考えた。

 

じゃ、同じタイヤを太いリムに入れるとタイヤ幅やタイヤの外周径はどう変わるのか、それを検証してみよう。

 

用意したのはフルクラム・レッドメタルという29erMTB用のホイールで、リムの内幅は19mm。

 

 

グラベルキングをレッドメタルに入れて4ber入れると、タイヤ幅は42.2mmで、タイヤの外周径は711mmだった。

 

 

リムの内幅は4mm増えたけどタイヤ幅は1.2mm増で、タイヤ外周径も1mm減と大きく変わらない。

ワイドリムにしても思ったよりタイヤの幅も外径も大きく変わらないんだな。

 

 

ついでにSalsaの29erMTB用リムは、内幅は21mmと最近のワイドリム並み。

これならどうか?

 

 

グラベルキングタイヤを入れてみると、タイヤ幅は43.6mm。

 

 

タイヤの外周長は710mmになった。

 

 

分かったことはリムの内幅が増えればタイヤ幅もワイドになり、外周径はほんの少し小さくなる。

そしてタイヤの剛性はリムが太い方がブレなくなると思われる。

 

15mmのナローリムに40Cの太いタイヤだと、タイヤの外周径はかなり大きくなるんじゃないかと思ったが、それ程大きく変わらない事が理解できた。

 

一般的な25Cタイヤと40Cグラベルキングタイヤの外周径を比較すると直径は36mmも違うので、これくらい変われば大きい車輪独特の転がり感の良さが感じられるだろう。

 

 

検証をする前は、細いリムの方がタイヤ外周径が大きくなり、転がり感が良くなると思ったけど、外周径が大きく変わらないのなら太いリムによるタイヤ剛性アップのメリットの方が大きそうだ。

 

最近ではグラベル用のホイールはリム幅が25mmもあるそうで、旧世代の人間からするとダウンヒル用リム?と思えてしまう(笑)

 

それにしても実際に自分の乗り方で試してみないと分からないことも多いので、先入観をなくし、太いリムも試してみましょうか。