今日は仕事の帰りに大宮西口の高橋自転車屋に伺う。
タカハシさんにカシワ号を見てもらおうと思い実車で乗りつけた。
タカハシさんは一目見るなり、よく残っていたねえ。
ワタシもホントそう思います。
こうやって40年も前のバイクを見て乗ることができるのはありがたい。
バイクを前にタカハシさんに色々伺う。
タカハシさんに聞いて分かった事。
・カシワ号のネーミングはレース用の3連勝と一緒にしたくなかったので別ブランドになった。
・カシワ号のフレームは試作モデルも含めて全て外注で製作された。
・カシワ号のフレームパイプは石渡製で、ダウンチューブはタンデム用、曲げ加工はパイプメーカーで行った。
・カシワ号は半年ほどの製作なので生産量はごく少量(台数不明)。
・カシワ号の製作に関しては今野義さん一人で行っていたので、他のスタッフはバイク製作に関わっていない。
・シートチューブとトップチューブ間のブリッジは、アマンダのパスハンター車からの影響と思われる。
まあ、当時の三連勝製作スタッフでもカシワ号については今野義さんからほとんど聞いてないという。
タカハシさんにもカシワ号に乗ってもらうと「あー、これは懐かしい」と当時のMTBの乗り味を思い出したようだ。
ホイールベースが長く安定しているのに、ハンドリングの切れが良い初期MTB特有の乗り味。
タカハシさんはMTB創世記からずっと乗っているので、MTBが出たての頃のハンドリングは懐かしいと感じるだろう。
逆に最近のバイクしか乗ってない人が乗るとどう感じるだろうか。
今日も何だかんだ1時間以上もお邪魔してしまった。
ありがとうございました。
今度の休み中にちょっとダート走行をしてみましょう。