昨日、開催された碑文谷サイクルフリマで出品されていたM Rossin(エンメ ロッシン)のフレーム。

荒サイフリマでも出ていたが、サイズが大きくてなかなか売れなかったようだ。

 

 

これは個人的に良いフレームだなー、乗ってみたいなーと考えていたが、手を出すとまたバイクが増えちゃうので我慢していたのだが、フリマ仲間のヨネちゃんがこのフレームを購入。

 

それならちょっと乗らせてよ、とヨネちゃんに言うと、仕方ないなぁとオッケーが出たのでフレームを預かった。

ありがと、ヨネちゃん❤️

 

 

マリオ・ロッシンはコルナゴのチーフビルダーとしてメルクスなど選手のフレームを造った。

1974年に「ロッシン」ブランドを立ち上げたが、経営者と意見が対立し、1990年から「エンメロッシン」ブランドを立ち上げてフレームを造り始めた。

 

その後、元のロッシンブランドに名称の件で訴えられ、ロッサルトとブランド名を変更したという。

 

エンメロッシンはサイクルファクトリー・アライで取り扱っていて、絹自転車にもフレームがあった。

シートステーの位置を下げたデザインが特徴的。

 

 

以前、絹自転車から預かった24インチロードもシートステーが下がっていた。

 

 

しかし今回のフレームはシートステーの取り付け位置はごく普通の位置。

 

 

このような仕様もあったのか。

 

ラグはかなり小さい。

 

 

フォーククラウンはユニクラウン。

 

 

エンドはシマノSFエンド的。

 

 

フレームのどこにも刻印は入ってないが、トップチューブ後半にはM Rossinのマークが入っている。

 

 

使っているパイプのギャランティマークが見当たらない。

傷は多く、サビも見られるが、フレームの造りはシンプルで好感が持てる。

 

さっそくフレームジオメトリを計測した。

 

フレームサイズCーT:580mm

トップチューブ長:570mm

リヤセンター/RC:400mm

フロントセンター/FC:595mm

ヘッドアングル/HA:74°

シートアングル/SA:73.5°

フォークオフセット:45mm

ハンガー下がり/BBD:75mm

 

というサイズ。

メジャーで簡易的に測ったので、多少のズレはあると思う。

 

特徴的なのはBBDを75mmとかなり下げている。

 

 

フレームサイズはワタシには若干小さいが、トップチューブ位置が下がっている事でフレーム剛性が上がり、バイクの重心が下がる。

 

トップ長も570mmならステムは120mmくらいで乗れるハズ。

これなら充分に乗れるサイズ。

 

 

M Rossinブランドのフレームはマリオ・ロッシン自身が火を入れていたはず。

 

パパッと組んで乗ってみよう。

初期ロッシンとの違いはどうだろう。どんな乗り味なのか楽しみだ。