今朝、通勤ライドで川沿いの裏道に入ったら予想外の雑草の伸び方にびっくり。
こんなに雑草の成長が早いとは思わなかった。

しかし遠回りすると時間のロスなので、草むらをかき分けて走行する。
途中でギヤを軽くしようと変速したらワイヤーがずるっとすっぽ抜ける感覚。

慌ててバイクを降りてヌビンチ内装変速のダブルワイヤー固定部分を確認すると、
小さいワイヤー固定用金具がどこかに落失。

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スラムのESP変速機はテンショナー代わりなので、ワイヤーはヌビンチ用のダブルワイヤー。

ワイヤーが引けなくなるとヌビンチはニュートラル位置で止まるので、
ペダリングはできるがギヤ比が軽くなりすぎる。

落としたと思われる辺りでワイヤー金具を探してみたが、草むらは深く金具はどこにあるのかわからない。
遅刻するわけいかないので諦めて、ケイデンスを上げて走行し、なんとか会社に到着した。


ワイヤー固定金具がないとヌビンチ内装無段変速機は使えない。
ヌビンチは次の通勤快速号が完成したら引退予定だったが、
こんな形で引退するとは思わなかった。

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変速装置としてはくそ重くて、グリップ式変速レバーのストロークが長くて、
スポークがよく飛んで、いろいろ問題があったヌビンチ内装無段変速機だけど、
ペダリングロスは感じられなかったし、メンテナンスフリーで、操作する楽しみがあった。

停車中でも変速できるのが内装変速の強みで、その点は外装変速機よりはるかに便利。
内装変速はトラブルに強く、チェーンが伸びても歯飛びすることはない。
通勤快速で2012年の春から2016年の春までの使用で、本体の変速トラブルはなかった。

約4年間ほぼ毎日の連続使用で、ワイヤーは1回交換したけれど、
本体は毎日の使用でも故障は出なかった耐久性の高さは評価していいと思う。


この先、このヌビンチ内装無段変速システムは進化するのだろうか。
小型化も軽量化もなかなか難しいとは思うが、
ヌビンチを使ってみてどの変速機とも違う操る楽しさがあると思う。

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自転車バカとしては機材の進化は楽しみだけど、
次はシマノのアルフィーネ11S内装変速を通勤で使う予定で、
ホイールも組んであるので、もうヌビンチを導入することはない。


ヌビンチ内装無段変速機はCAMBIO工房変速ミュージアムに永年保管です。