台湾のやきものの街として知られる
新北市の「鶯歌」へ行ってきました!
 
台北駅から台湾鉄道にのって約30分。
陶磁器好きさんにはたまらない街。
 
ついついお土産を買いすぎて
帰りのスーツケースが
心配になってしまうかも…?!
 
 
 
 

こんにちは台湾在住ブロガーのCAMです!

(自己紹介はこちらから)

 
 
「台湾のやきものの街」
として有名な鶯歌へ行ってきました!
 
 
実は鶯歌…、
ものすごく前に行ったきり、
ずっと行けていなかった場所です。
 
もう前すぎて、
台湾に住み始める前に行ったのか、
それとも住み始めてから行ったのか
さえも記憶にないほど…。
 
 
ということで、
今回改めて鶯歌の魅力を
満喫しに行ってきました!
 
 
 
 
出発は台北駅。
台湾鉄道で行きました。
 
最近、いつも東回りばかりなので、
久々に南下のプラットフォームへ。
 
 
平日に行ったのですが、
9:17発509班次の莒光號に乗りました。
莒光號は急行列車みたいな感じかな。
莒光號でも列車によっては
鶯歌に停まらないものもある
そうなのでご注意を。
時間はもっとかかりますが、
區間車(各駅停車)でも行けます。
 
 
 
 
莒光號は切符は買わずに、
悠遊卡(ICカード)でピッとして入って、
乗れました。
 
座席番号がついているのですが、
みんな適当に座っていて、
もし座席指定切符を持っている人が
現れたら席を譲って、
別の席を探す感じです。
(自強號という特急列車は
座席指定なので切符買ってくださいね!)
 
ちなみに一号車には授乳室がありました。
お子様連れの方には嬉しい設備ですね。
 
 
約30分で鶯歌に到着!
 
改札を出る時に見たら、
切符代は28元だったみたい。
 
 
台湾鉄道の鶯歌駅。
 
鶯歌は陶磁器の街として有名ですが、
元々、鶯歌は上質な土があり、
中国大陸から来た陶芸家たちが
窯を構え、住むようになったそうで、
 
さらにこの辺りには
運河があったので陶磁器の
貿易も盛んであったとか。
 
鶯歌の陶磁器の歴史は
200年以上もあるそうです。
 
 
 
 
駅から老街(商店街)は
徒歩約10~15分ほどなのですが、
今回、まずはタクシーに乗って、
鶯歌の偉大なる先生に会いに
行ってきました。
 
鶯歌でとても有名な
陶芸家の張美雲先生です!
鶯歌駅からタクシーで10分
ほどの場所にある張美雲先生の
アトリエに伺いました。
 
元々鶯歌で生まれ育った
張先生は学校でも陶芸を学び、
卒業後に師匠について陶芸の道に入り、
この道50年です。
 
え?!50年って、
先生いくつ…?って思ったのですが、
赤いちゃんちゃんこは悠に過ぎて
いらっしゃいました。
先生、若い!!
 
 
 
 
先生の代表作は
牡丹の花と金の装飾。
牡丹の花は貴富の象徴とされて、
とても縁起のよいデザインです。
 
2つ合わせると牡丹の花になる
茶器などは先生の人気の作品です。
 
華やかな牡丹の花を見るのも
描くのもお好きなんですって。
 
 
 
牡丹モチーフ以外にも
イマジネーションが沸くと、
色々な作品を作るそうで、
台湾藍鳥のモチーフの茶器とか、
最近は布に見える陶器の作品
を作るのが好きなんだそう。
来年の干支の子の
作品もオーダーがすでに
入っているそうです。
(って聞いた時に今年ももう
2か月ないのか…と改めてびっくり)
 
 
先生の作品は
台湾や中国で行われる
展覧会などで販売していますが、
アトリエをたずねると、
展示会の数分の一の
価格で販売することが多いそうです。
(牡丹デザインの茶器で3000元くらい~)
 
アトリエの見学は、
先生に電話して予約するそうです。
 
 
 
先生の素敵な茶器でお茶をいただきました。
 
 
花形の茶杯には
1つずつ違う花のデザインが
あしらわれていて可愛い。
 
 
芸術家の先生って、
オーラというかパワーというか
同じ空間にいるだけで、
ぶわっと感じるものがありますよね。
 
先生はとても優しくて
色々お話してくださるのですが、
緊張してうまくおしゃべりできなかったです(汗)
 
 
先生の素敵な作品は
世界中にもファンが多いんですよ!
 
ご興味ある方は電話で予約して
訪れてくださいね。
 
 
張美雲~美湛雲瓷
【法華窯】鎏金牡丹天后
 
 
 
 
そして先生のアトリエから
タクシーにのって約5分くらい、
鶯歌の老街にやってきました。
鶯歌のメインストリートです。
 
鶯歌の老街は三角の形をしていて、
徒歩でぐるりと回っても
20分くらいで回れるそうです。
 
 
鶯歌のスターバックス。
趣がありますね。
 
 
街のいたるところに
陶磁器のお店が並んでいます。
リーズナブルなものだと
数十元~小皿などが出ていました。
 
週末の方が賑やかで、
小吃の屋台なんかも出てたりするみたい。
 
 
こちらのお店の脇にあるのは
以前焼き窯として使われていたトンネル!
お客さんは入って見学する
ことができるのでぜひ!
 
 
 
そして続いて訪れたのは
「鶯歌光點美學館」
2015年に出来た複合型施設で、
鶯歌の陶磁器のお店や、
お土産ショップ、カフェ、
展示エリアなどがあります。
 
 
中は色々なショップがテナント
として入っていてすごくにぎやか。
お手洗いも綺麗なので、
散策の休憩に入るのもいいですね。
 
 
 
こちらで訪れたのは1階にある
玄作坊」というお店です。
 
 
2代目オーナーの李玟叡さん。
臺灣藝術大學の出身で、
台湾陶芸界のサラブレッド。
元々、装飾品が多かった作品を
日常でもっと上質な陶器を使って
生活の中にさらなる楽しみを届けたい
という気持ちから茶器やカップなど
の作品を作ることが多くなったそう。
 
 
いただいたプーアル茶が
今まで飲んだことがないくらい
すごくおいしかったので、驚いていたら、
「その秘密はこれがプーアル茶に
一番適した茶器だからだよ」
と言われびっくり。
茶器と茶葉の相性で、
お茶の味わいが全くことなるんだそう。
 
自分で作った作品は
毎日自分で試して、
ベストな使い方を研究しているそう。
 
 
お茶を飲むときは
どんな茶器でもいいわけではなくて、
茶葉によって茶器も替えないと
いけないのですね。
 
李さんの茶器哲学、
本当におもしろいです。
大学で講義もしているんだそう。
ぜひぜひ「玄作坊」を訪ねてみてくださいね!
 
 
 
 
そして2階では「堯峰」という
お店を訪れました。
30年ほど続く陶磁器卸しのお店で、
デパートの食器売り場などに並ぶ
商品などを取り扱っているそう。
 
日本の商品→台湾という
輸入も行っているので
九谷焼などの商品もたくさんありました。
 
 
 
台湾製の商品などもあります。
卸しの直営店とあって
デパートよりはうんとリーズナブルな
価格で商品が購入できるそう。
 
 
 
絶対買いだと思ったのは、
客家花柄の取っ手無しのコップ
6個セットで260元!!!
堯峰のオリジナル商品です。
台湾アイテム好きさんはもちろん、
台湾関連の飲食店やっている方とかも
お水用のカップとかによさそう!
 
 
美人なオーナー夫人と
イケメン2代目。
ちなみに左の方が鶯歌光點の
広報さんです。
2階の「堯峰」も要チェックや~!
 
 
鶯歌光點美學館
新北市鶯歌區陶瓷街18號
電話: 02 2678 9599

10:00〜19:00

 
 
 
ランチは鶯歌名物の
「鶯歌甕仔麵」を食べに来ました。
 
 
陶器の特徴的な器に
入っているのがポイント!
保温効果も高いそうです。
 
 
中の麺は色々な種類が選べるのですが、
今回は豚肉のアキレス肉が入った
甕仔豬腱麵 130元 をオーダー。
すごくあっさりして食べやすくて
おいしかったです。
 
鶯歌必食グルメですよ!
 
新北市鶯歌區尖山埔路50號
電話: 02 2677 4547
11:00~18:30

(火水~16:30、土日10:00〜19:00)

 
 
続いて訪れたのは
「新旺集瓷The Shu's Pottery」
現在、鶯歌にはいくつかの
観光工場がありますが、
鶯歌で初めて観光工場を
スタートしたお店です。
 
 
店内では様々な
オリジナル商品や
セレクトアイテムを販売しています。
 
 
DIY教室もあって、
今回絵付け体験をしました。
 
 
お茶碗の絵付け、
彩繪古早椀 1人300元です。
 
DIY体験は当日空きがあれば
受け付けてもらえますが、
できればWebサイトで事前申し込み
をした方がベターとのことです。
 
 
 
英語もしくは中国語が基本ですが、
少し日本語ができる
スタッフさんもいました。
 
 
美術だけはずっと5だったんですが、
大人になってから絵心が消滅し、
結構絵柄に悩みました。
 
 
でも楽しい~♪
 
 
じゃん、そして絵じゃない(笑)!
豆豆檸檬奶茶
食べ終わると3匹の
名前が見える幸せ♡
焼き上がりが楽しみです。
 
 
そしてふと上を見て気づいたのです。
この建物は以前、工場として
使われていた建物なのです。
昔のままのレンガ部分が見える。
そして古い工場を見学出来る
ガイドツアーを行っています。
 
予約制(Webからできます)
深度導覧 1人100元
申し込めます。(約50分)
 
 
ガイドツアーでは、
まずビデオを見て、
2階の展示室を見学します。
 
1926年の創業時には
レンガや瓦の工場としてスタートし、
その後2代目が「燈塔牌」という
新たなブランドをスタート。
丹青碗というエメラルドグリーンの
レトロなお茶碗やタイルなどを
作り始めたそうです。
その後、3代目が「金鋼牌」という
タイルのブランドをスタート。
 
この時代はタイル全盛期で、
ビデオの中で
「タイルが飛ぶように売れて、
タイルを印刷するのは
まるで紙幣を印刷するようだった」
と言っていたのが印象的でした。
 
 
そして時代は変わり、
キッチンやお風呂をタイル張りで
作ることも少なくなり、
タイル全盛期は終焉。
 
現在は日常生活で使う
食器にシフトしたり、
伝統の技に新しいアイデアを
取り入れ、進化を続けています。
 
 
そして鶯歌でどこよりも早く
観光工場を作り、
台湾の陶磁器文化を
多くの人に伝えています。
 
 
 
見学コースには
タイムトンネルとして
以前の工場の一部がそのまま
残されています。
 
 
そして昔の商品の製作方法
などを紹介してくれます。
今回ガイドをしてくださった貞老師。
 
50分あっという間という感じで
とても興味深かったです。
 
 
 
1階にはカフェエリアもあるので、
老街散策中に立ち寄って
一休みするのもいいですね。
 
お子様連れにおすすめです!
 
 
新旺集瓷The Shu's Pottery
新北市鶯歌區尖山埔路81號
電話:02-2678 9571
10:00~18:00
※月曜定休
 
 
 
 
そして最後は
最近、鶯歌のフォトスポットに
なっているという
「鶯歌花海陶藝公園」へ。
 
サイリングコースなどもある
とても広々とした公園です。
 
老街からはちょっと距離があるので、
タクシーにのりました。
7分くらいだったかな。
 
 
 
こちらが記念撮影に人気の
巨大なレンゲとお皿。
私も気分は小籠包です(笑)
 
 
なんかアリエッティになった気分。
 
 
鶯歌花海陶藝公園
新北市鶯歌區館前路300號
 
 
 
 
公園から駅までは徒歩15分弱。
歩いて駅まで来ました。
 
ちょうど帰りも莒光號があったので、
それにのって夕方前には台北へ
戻ってきました。
 
 
台北から鶯歌までのプチトリップ。
とても楽しかったです。
 
鶯歌では週末に色々な
イベントを行っています。
 
ぜひ台北から少し足を伸ばして
鶯歌の旅もいかがでしょうか?
 
 
 

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