治療開始以来もうそろそろ4年目に入ろうとする線維筋痛症と慢性疲労症候群を合併している患者さんがいらっしゃいます。
初診時にはJFIQ 85点、PS 7とよくぞ受診できましたね!と思うような状態での受診でした。
こんなにしんどい状況だったのですが、週に1回定期的に治療を続けました。
JFIQは一時的には低下し60点台にはなりましたが、すぐに増悪するパターンで、安定して60点台に入ったのは初診から半年後になろうとする頃でした。
60点台に入っても横ばいの期間が長く、本当に徐々にJFIQは低下してきました。
最近になり20点台のことが増えてきて、痛みは気にならない状況です。
疲労倦怠感はPS 7が長く続きましたが、最近ではPS 5です。
こちらもやがて正常化するだろうと期待しております。
この患者さんは下垂体から分泌されるACTHの分泌が全くなかったのです。そのため、副腎皮質ホルモンの分泌もほぼゼロの状態で、某大学病院内分泌科で治療を受けておりました。
副腎皮質ホルモンの血中濃度が高くても疲労倦怠感は著しかったので、慢性疲労症候群と診断しております。
この患者さんが某大学病院内分泌科で定期的に検査を受けたおりますが、ACTHが分泌されてきたというのです。
ずーっとACTHゼロが続いておりましたが、なんと!分泌されるようになってきました。
それに伴い、投与されていた副腎皮質ホルモンの量が減ってきたとのこと。
まだまだ経過をみないとわかりませんが、下垂体の機能が改善してきたことは間違いないようです。
こんな病気の組み合わせの患者さんは初めてですので、少し驚いております。
いい方向に向かって何よりです。
あとはもう少し疲労倦怠感が軽減してくれれば安心できます。
青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所