線維筋痛症に慢性疲労症候群を合併している患者さんの話 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 標記の40歳台の女性患者さんが受診されました。

通常は土曜日の受診なのですが、送迎してくれるご家族の都合により本日月曜日の受診になりました。

 

 当クリニックの治療で1週間まるます快適には過ごせません。

当初は治療当日だけは快適でしたが、翌朝には全身の痛みがぶり返す状況でした。

最近になり、土曜日に治療すると水曜日までは快適に過ごせるようになってきました。

今回は土曜日に治療できず、日曜日にはいつもとは違って胸が苦しくなってきたそうです。

これまでにも何度か同じような症状がでて、ホルター心電図を何度もとったそうですが心臓そのものには異常がない!とされてきました。

 

 診察すると肋間筋に広範囲に圧痛があります。

通常の診断では肋間神経痛が該当すると思います。

この肋間筋に圧痛は局所の筋肉のこりが原因と考え、経絡的な考えから治療しました。

治療手段は綿花を利用した、まだらめ式間接灸です。

なにしろ過去で最も広範囲に肋間筋の圧痛・こりだったものですから、手間取りました。

全身の筋肉が固くこり固まっておりました。

長時間モグサを追加しながら刺激しましたが、治療部位にはなかなか温感がでませんでした。それで手間取ったのです。

しかし、治療終了時には胸の苦しさは解消し、猫背だった姿勢が背筋が伸びた状態になりました。

治療後ある程度時間が経つと、同じような症状がぶり返すことが予想されます。

しかし、このような治療を繰り返すことで、筋肉の性質が変化してきます。そうすると治療効果も格段に長もちするようになります。

 

 仕上げに気診治療を行いました。

 

 

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com/