下半身のしびれを主訴とする女性患者さんの話 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 還暦になろうとする年齢の患者さんの話です。

7年前から標記の症状があり、いろいろな病院を受診なさっております。

検査しても異常はなく、うつ病とも診断されたこともありましたが、薬物治療は全く効果がありませんでした。

食欲は全くないのですが、食べないと治らないと思って無理矢理食事を詰め込むような食べ方をしてきたようです。

 

 診察すると、手は熱いのです。火照っているような熱さです。

お腹も温かいのですが、側腹部は冷たいのです。

お腹は全体に鼓音を呈しており、ガスの貯留を疑わせます。

背中や首の筋肉はガチガチに固く、下半身がしびれるとおっしゃるのも、この筋肉の固さと関係が深そうな印象です。

 三角筋や上腕の伸筋側は冷たく、臀部や大腿部も冷えておりました。

 

 四肢が冷えているために腹部に十分には血液が流れなくなり、そのためにガスが貯まっていると推測されます。

お腹にガスが貯まると、首や背中・腰の筋肉のこりが治らなくなります。

下半身の神経は腰のあたりの背骨からでてきます。

その辺の筋肉がこると、常に神経が刺激されてしびれに感じる事もあります。

検査しても以上がでないというのは、このような理由が考えられます。

 

 この患者さんは首を左右にめぐらすことが難しい状況でした。

首には内臓を支配する迷走神経と言う脳神経が通っております。

首の筋肉が凝っていると、迷走神経の機能が低下した状態になります。

首のスジを綿花を利用した、まだらめ式間接灸で刺激すると頭がスッキリしてきました。

この刺激では迷走神経の機能がよくなることも判明しております。

わずかな刺激ですが、的確な刺激で不調が変化します。

 

 この患者さんには沢山のポイントを刺激する必要があると思います。

なるべく広範囲に効果がでるような刺激をすれば、早く治る方向に向かうでしょう。

 

 

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com/