慢性疲労症候群と線維筋痛症を合併している患者さんの話 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 40歳台後半の女性です。

痛みがひどかったので、触診ができない患者さんです。

駅構内などで、他の人と手足がぶつかると動けなくなるほど痛みがでます。

そのため、触診するのも大変です。

文字通り、触れるだけなら大丈夫になってきましたが、当初は筋肉の状態を調べる事は不可能でした。

今でも圧痛点は触れただけで痛くなります。

 

 当クリニックで治療を始めてから約2年になります。

綿花を利用した、まだらめ式間接灸と気診治療の組合わせで治療しております。

当初は一つの綿花のお灸しかできませんでした。

徐々に身体の状態が改善して、今では4個の綿花灸が出来る程度にはなってきました。

 

 今週の大雨で体調を崩して、本日は受診が大変そうでした。

ある特定の姿勢しかできないので、治療が限定されます。

その条件が許す範囲で治療すると、呼吸するのが楽になったとおっしゃいます。

 

 筋肉のこりは現代医学では問題にしておりませんが、特に肋間筋がこると肺活量が少なくなります。つまり、一日あたりに身体に入る酸素の量が少なくなります。そのため、代謝が低下してエネルギーが足りなくなります。

疲労倦怠感が治り難くなるでしょう!

痛みに耐えられなくなるのです。

 

 

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com/