56歳の女性の話です。
初診時よりも2年前から全身の痛みと疲労倦怠感があり、いろいろな病院で検査を受けたけれども異常なし。
自分自身で線維筋痛症を疑って受診されたのでした。
触診では圧痛点が18カ所中、18カ所で陽性で線維筋痛症と診断できます。
疲労倦怠感も著しく、疲労倦怠感の指標であるperformanse status は7でした。
これでは日常生活すらままならない状況です。
ちなみにJFIQ は70点を超えておりました。
身体は冷えきっておりましたので、湯たんぽで十分に身体を加熱することをお勧めしました。
その後から治療にはいったのですが、これだけ痛み・疲労倦怠感が強いと刺絡と気診治療の組合わせでは、治療の頻度が少ないために改善まで時間がかかると考え、初めから2ワクで灸治療と気診治療の組合わせを勧めました。
始めは週一の頻度でしたが、2ヶ月目から2週間に一度の治療頻度になりました。
半年経ったところで、PS 3、JFIQ 40点以下となったところで満足できる状態になったということで、治療終了となりました。
寒くなっている時期にこの程度ならば、なんとかこの冬は越せるでしょう。
自分自身である程度お灸ができるようになったのが、自信をもたらしたようです。
お灸ができると治療の頻度が高くなり、治療効果があがりやすいのです。
青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com