先週末に標記の学会が開催されました。
かつての線維筋痛症研究会から参加していた筆者も治療効果を発表してきました。
最近は治療の頻度を高めるために、線維筋痛症や慢性疲労症候群その他の難病には綿花を利用した間接灸と気診治療の組み合わせで治療してきました。
その成果を発表しました。
治療効果の発表はちょうど10年前になりますが、注射の針を使って全身をチクチク刺激する刺絡と気診治療の組み合わせを発表して以来です。
10年前の治療法では慢性疲労症候群では42%が治癒しました。線維筋痛症では35%の治癒率でした。
綿花を利用した間接灸と気診治療の組み合わせに治療法を変えると、慢性疲労症候群では60%近くが、線維筋痛症では70%近くが治癒しておりました。
刺絡と気診治療の組み合わせよりは、綿花を利用した間接灸と気診治療の組み合わせが効率のいい治療法であることが判明しました。
治療の頻度を高めることが治癒につながると考えられました。