針治療や灸治療は古代中国で産まれた治療法です。
針治療そのものは中国産まれで、治療法とともに針そのものの形体を発達させてきました。
灸治療は中国ではあまり発達せずに、日本に渡ってから独自の発展をしてきました。
近年の中国の針灸関係の書籍にも日本人の灸治療の業績が載っておりました。
中でも代田文誌先生の業績は大きく取り上げられております。
その代田先生のご子息は東京女子医科大学附属東洋医学研究所の所長をされておりました。
残念なことにすでにご逝去されております。
私が東京女子医科大学附属東洋医学研究所に入所した時には針治療の話をよくしました。
東京女子医科大学附属東洋医学研究所の医師は針灸治療には興味がなかったので、
針灸治療に興味を持っている私が珍しかったようです。
時々所長であった代田文彦先生に針治療をしていただいたものです。
針治療は効きますね、というと灸治療の方が効くとおっしゃいます。
なぜそれを普及させなかったのですか?と伺うと医師には無理だとおっしゃいます。
その当時、日本の医師で針治療する者は100人も居ないだろうと推測される状況でした。
灸治療するものはその中の1割もいないだろうとおっしゃいます。
治療効果が高いものならば普及させるべきものだと私は考えました。
前回のブログでも取り上げたように、灸治療は効果が高いのは間違いありません。
しかし、あれだけ学会で発表しても同じように治療しようとする医師が出てこないのは
代田文彦先生が話されたように医師には無理なのでしょうか?