今年のお盆期間中、山形県に行きました。山形県の唯一の島、飛島(とびしま)に日帰りで渡りました。
何故飛島に渡ったかと言いますと、飛島に小物忌神社(おものいみじんじゃ)という変わった名の神社があったからです。
祭神は、級長津彦命、級長戸辺命の風神で、元々の社名は大宮神社と呼ばれていたようです。
小物忌神社は、台地状の島である飛島の上部にあり、周辺は松や杉の巨木で覆われた神秘的な神社でした。当日は小雨でしたが、とても強い神気を感じました。
小物忌神社に何故関心を持ったのかと言いますと、鳥海山の頂上、麓にある鳥海山大物忌神社と対になっていると感じたからです。
大物忌神社も変わった名前で、祭神は大物忌神とされていますが、謎の神です。私は、大物忌大神は、国常立尊(くにとこたちのみこと)だと考えています。
大物忌神社の二つの里宮は巡りましたが、山頂にある本宮にはまだ行っていません。本格的登山になりますのでなかなかチャンスがありません。いずれ登ろうと思っています。
飛島の名称の由来には、鳥海山の山頂が噴火によって吹き飛んで島になったという伝説があるようです。
もちろんこの伝説は非科学的ということで信憑性はないとされています。
しかし、私はこれを知った時、この伝説は本当の可能性が高いと感じたのです。
小物忌神社が鎮座していたからです。
鳥海山から分離したから本体の大物忌神社に対して、小物忌という名の神社名が付けられたのではないかと考えたのです。
そこで、さらに飛島関連の情報をネットで調べてみました。すると、鳥海山・飛島ジオパークのサイトに次のように書かれていることを見つけました。
およそ2500年前の紀元前466年に鳥海山の山体崩壊による岩なだれが発生し、約60億トンの土砂が流れ出しました。その岩なだれの土砂の下に木材が空気と触れることなく長い間地中に埋没していました。
その木材のことを埋もれ木と言います。この埋もれ木の「年輪年代測定法」で年輪を調べたおかげで山体崩壊の起きた年代がわかりました。埋もれ木はタイムカプセルです。
この場所は、鳥海山の日本海側の麓である象潟(きさかた)地区です。
秋田県にかほ市象潟地区(グーグルアースより)
鳥海山が崩れた時代は埋もれ木の年輪年代測定法によって、今から約2500年前の紀元前466年と推定されています。
実は、この時の鳥海山崩落で、象潟地区には巨大な湖と湖に浮かぶように見えるたくさんの島が生じたそうで、九十九島(つくもじま)と呼ばれていたそうです。
あの松尾芭蕉も当地を訪れ、「東の松島、西の九十九島」とその美しさを詠んだそうです。
しかし、巨大な湖と九十九島は、文化元年(1804年)の大地震(象潟地震)によって地面が隆起し、湖の水が流出して干潟に変わったそうです。
それが現在の象潟地区です。ところどころに島の跡がたくさん見られます。
実は、この象潟地区と飛島が関係しているのではないか、と私は考えました。
そのきっかけは、「象潟」の文字です。象の潟ですから、象の形をしている潟(湖)の意味になります。
前掲の飛島の地図を見た時に、象の姿に見えなくもありません。
そこで、象潟地区の地図に飛島の地図を切り取って重ねてみると、見事に九十九島の跡地に重なったのです。
ということは、紀元前466年に鳥海山の大噴火があり、この時の鳥海山の麓の一角の巨大な岩盤が数十キロ吹き飛び、飛島になったとも考えられます。
飛島の名前の由来伝説と一致するのです。伝説がある以上、数百万年とか数万年前の話ではないはずです。たかだか2500年前であれば弥生時代であり伝説が残されてもおかしくはありません。
次の写真は海上から見た飛島の写真です。平坦な台地状の珍しい島です。象潟の広大な台地が飛んで飛島となったと考えてもおかしくはない地形です。
鳥海山の大物忌神社と飛島の小物忌神社の関係は、この事を物語っているのかも知れません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*****************
若さを保つには!
<コラーゲン+ローヤルゼリーうるおいセット>
コラーゲン&ローヤルゼリー うるおいセット-CALSEEDSHOPshop.calseed.co.jp8,000円商品を見る
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
脳の栄養分にはPS(ホスファチジルセリン)です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
日本にはない非加熱長期熟成天日塩®はCALSEEDSHOPでお求めください!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
株式会社すくねっと
非加熱長期熟成天日塩®(高級塩)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇