前回の氣に関する記事になります。
氣を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか?
それはまずは丹田を鍛えることです。
丹田とは、内蔵器ではなく霊的器官です。
へそと肛門を直線で結んだ直線の真中付近にあると言われています。
へその下5~10㎝の下腹の奥にあたります。
まず丹田の存在を知るためには、丹田にに力を入れるというよりも、丹田の存在を意識してみてください。丹田がある場所をイメージするだけです。
丹田を意識した状態で、重い物を持ち上げてみると、丹田を全く意識しない時とは力の出方が違うことに気づくはずです。とても軽く感じるのです。
丹田を意識すると、少なくとも意識しない時の2割くらいは力が増します。
丹田を鍛えていけば、5割以上の力を出すことも可能です。私はこの1年間で体験してきました。
「火事場の馬鹿力」という言葉があります。
突然火事に巻き込まれた人間は、通常では出せないような馬鹿力を出し、重い物でも持ち上げて人を救うことが出来る、といった意味ですね。
突如苦境に陥った時に、人間は知らず知らずに(霊的に守護神によって)丹田を意識し普通は出せない馬鹿力を出すことが可能なのです。
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丹田には、三丹田説というものがあります。私は、経験上、三丹田説が有力だと考えています。
眉間奥の上丹田、胸の中央にある中丹田、ヘソ下3寸にある下丹田を指します。
一般的に丹田と言う場合は、三丹田説の下丹田を指します。
下丹田(丹田)は、氣のエネルギーを蓄える場所で、氣の存在=丹田と呼んで間違いないのですが、正確には3つの丹田が連携して氣をエネルギーに変えているようなのです。
氣を取り込むのは、まずは呼吸する鼻と口です。呼吸する際に酸素とともに体内に氣が入ってきます。
取り込まれた氣は肺に運ばれますが、この時、中丹田によって「氣エネルギー」から「精エネルギー」に変えられます。いわゆる精力です。
そして、精は下丹田(いわゆる丹田)に運ばれて貯蔵されます。
実は、正確に言えば氣ではなく精が肉体活動のエネルギー源です。氣が人間の活動エネルギーに変化したものが精なのです。
従って、丹田を意識することで、通常以上の精エネルギー(精力)を利用することが可能になるのです。
丹田を意識すれば大きな力を出すことが可能になるというのは、このような霊的仕組みからです。
しかし、丹田に蓄えられた精エネルギーを消費するばかりだとすぐに枯渇します。
従って、呼吸によって氣を取り込まなければならないのですが、通常の呼吸では氣を十分に取り込めません。
そこで腹式呼吸が重要になってきます。腹式呼吸によって、身体全体に氣⇒精を取り込むことが可能になります。
肺の力だけでは全身に精力が行きわたりにくいので、腹式呼吸によるお腹の力を利用して、手足・頭などの肺から離れた部位へ精力を送ることが可能になります。
丹田を意識しつつ、腹式呼吸を行うことが、丹田を鍛える近道になり、それによっていずれは氣を扱える能力も生まれるのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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