(4)神代の最初の乱れ | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

コラム(2)でご紹介したように、銀河系(天の川銀河)宇宙の成り立ちは、9つの天6つの地順に出来たようです。

 

 

九重の天

 

ちなみに、図に書かれている天と天、又は地と天の距離〇〇万里の「里」の単位は、宇宙の単位なので日本の昔の距離単位である「里」とは全く異なる、とてつもなく長い距離だと考えています。

 

天の川銀河は見た目は一つですが、実際には天が9種類、恒星や惑星等の天体は6種類に区分されていると考えて良いのです。

 

このうち、我々の住む地球が属する太陽系第六重地であり、最も新しい地のようです。太陽系が誕生したのが46億年前と推定されていますから、これが正しいとすると、最初の地である第一重地はとてつもなく遠い昔に出来たことになります。

 

初めての地、第一重地を創造した大神が、銀河系に5番目に誕生した国常立尊(くにのとこたちのみこと)です。それまでは銀河系宇宙は天と地には分かれておらず、単に空間が存在していただけのようです。

<WIKI:国常立尊>

 

国常立尊が地を創造したのは、新たな宇宙にてたくさん増えてきた眷属が楽しく暮らせる場所を創りたいためだったようです。

 

国常立尊を中心に、第一重地が出来た後、眷属たちは楽しく暮らしだしたようです。その後、長い年月とともに第二重の地~第五重地が代々の天の統括者によって創造されていきます。

 

太陽系(第六重地)が創造される前の神代は、とてつもなく長い歴史があるのです。

 

そして、第六重地である太陽系が創造されますが、この太陽系を創造した中心の大神も国常立尊のようです。

 

ちなみに、この時の様子が伝えられていて参考となる書物は、出口王仁三郎に降ろされた神示である『伊都能売神諭(大正8年2月18日)』と『霊界物語(第1巻第20章、21章)』です。

 

記紀では、天地開闢の後、伊弉諾尊、伊邪那美尊が地球にやって来て、日本列島を中心とした国産みを行いますが、これは太陽系が一旦滅んだ後の二度目の天地開闢と考えるべきです。数千万年前のことでしょうか。伊弉諾尊、伊邪那美尊が天地を創造したことは書かれておらず、世界ではなく日本列島だけ誕生させているからです。

 

その前の(最初の)天地開闢の後の長い歴史は、その全て削除されていると考えた方が、先代旧事本紀や竹内文書等とも辻褄が合います。

 

伊弉諾尊、伊邪那美尊の国産み前の時代は、私は恐竜が活躍した時代だと考えています。恐竜だけでなく、今の人類とは異なる神々の争いの時代だったはずです。恐竜のことを阿修羅だと考えて良いと思います。阿修羅については、妙法華経に書かれています。

 

また、出口王仁三郎の霊界物語には、阿修羅以降の邪神の存在についても書かれています。霊界物語に登場する神代初期の主役は国常立尊です。

 

国常立尊は5番目に登場した古い大神ですが、その後は名前を変えながら立場を変えながら別の神として登場しています。三番目に登場したとされる大神、天常立尊以降は、役職としてのポストであり、歌舞伎役者のように数代から十数代代襲しているようです。

 

従って、霊界物語で登場する国常立尊は、5番目の国常立尊の魂の神が、その後転生した時のことを書いているようです。魂の流れが一緒だということであり、先代旧事本紀と霊界物語の国常立尊が全くの同一ではないことをお断りしておきます。

 

霊界物語によれば、地球での初期の神代、国常立尊が統括していましたが、神々の社会に乱れが生じ、派閥が出来始めます。これを憂慮した国常立尊は、初めて規律を設けたようです。

 

この規律に、神々の一部は堅苦しさを感じだし、だんだんと国常立尊の政治に不満を露わにする神も現れたようです

 

時間が経過するにつれその流れは強くなり、国常立尊に反発する2つの勢力が誕生したようです。

 

これと時期を同じくして、地球上に3つの邪気が誕生します。これも『伊都能売神諭』に書かれています。この3つの邪気は九尾の狐八頭八尾大蛇(やつがしらやつびのおろち)六面八臂邪鬼(ろくめんはっぴのじゃき)と書かれています。

 

この3つの邪気、つまり悪霊は、仲間をだんだん増やし、地球上の神々に憑依して行きます。

 

主に国常立尊の反発する2つの勢力の神々に憑依し、彼らの負の感情を膨らませます。その結果、国常立尊の政治はだんだん行き詰まっていきます。

 

そして、ついには国常立尊が政治から身を引かざるを得なくなり、反対勢力二派が活気づき、ますます神代の社会は混乱していったようです。

 

最終的には、邪神と化した勢力が神代を統治してしまうことになったのです。

 

これは、神代初期の代表的な邪神誕生と社会の乱れなのですが、その後、長い長い神代では、ともかくこのような神々の争いが繰返されて来たようなのです。ここに歴史は繰返す、という言葉が生まれたようなのです。

 

神々も寿命こそ人間よりはるかに長いですが、死んだら再度転生するという宇宙の輪廻転生の法則に従っていたようです。

 

最初の頃の神代は、眷属の神々が楽しく過ごした世界だったようですが、その後、社会が乱れ派閥が出来だしてからは、平和な時代は短く、常に争いが絶えずに神代は終焉し、そのまま人間世界に引き継いだのが、現在の太陽系のようです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。