アダムとエバの真実 | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

人類の発祥は、旧約聖書の創世記ではアダムエバ(イブ)からとなっております。

 

創世記を簡潔にまとめたウィキペディアを引用すします。

<WIKI:創世記>

 

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旧約聖書『創世記』によると、アダムの創造後実のなる植物が創造された。アダムが作られた時にはエデンの園の外には野の木も草も生えていなかった。アダムはエデンの園に置かれるが、そこにはあらゆる種類の木があり、その中央には命の木と善悪の知識の木と呼ばれる2本の木があった。それらの木は全て食用に適した実をならせたが、主なる神はアダムに対し善悪の知識の実だけは食べてはならないと命令した。なお、命の木の実はこの時は食べてはいけないとは命令されてはいない。その後、女(エバ)が創造される。蛇が女に近付き、善悪の知識の木の実を食べるよう唆す。女はその実を食べた後、アダムにもそれを勧めた。実を食べた2人は目が開けて自分達が裸であることに気付き、それを恥じてイチジクの葉で腰を覆ったという。

この結果、蛇は腹這いの生物となり、女は妊娠と出産の苦痛が増し、また、地(アダム)が呪われることによって、額に汗して働かなければ食料を手に出来ないほど、地の実りが減少することを主なる神は言い渡す。アダムが女をエバと名付けたのはその後のことであり、主なる神は命の木の実をも食べることを恐れ、彼らに衣を与えると、2人を園から追放する。命の木を守るため、主なる神はエデンの東にケルビムときらめいて回転する剣の炎を置いた。

その後、アダムは930歳で死んだとされるが、エバの死については記述がない。また、「善悪の知識の木」の実(禁断の果実)はよく絵画などにリンゴとして描かれているが、『創世記』には何の果実であるかという記述はない。

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我々は、人類の祖がアダムとエバから始まったというキリスト教の教義は、常識として知っていますが、それはあくまでフィクションであると考えている人が大半なはずです。

 

創世記のアダム誕生については、前述の引用した内容以上に詳しいことが書かれておらず、創世記を読んだところで到底納得できるものではありません。

 

しかし、この創世記をテーマに、イギリスの作家ジョン・ミルトンが著し、1667年に発表した壮大な叙事詩『失楽園』を読むと、創造主(主なる神)が人類を誕生させた意味について詳細に書かれています。

<WIKI:ジョン・ミルトン>

 

失楽園の内容を一言でまとめると、『人類誕生のきっかけは、天における天使サタンの反乱』ということになります。天国におけるサタンの反乱によって、天に存在する天使の1/3がサタンに付いて行き、反対勢力を作ってしまうのです。これが(この時代の)邪神の始りです。

 

サタンが反乱を起こしたきっかけは、創造主(天の王)が、自身の後継を息子の天使(御子)に決めたことだと書かれています。

 

御子とライバル関係にあったサタンは、御子が王になることに嫉妬を感じ、創造主への反乱という行動を起こし、それに1/3の天使が付いて行ったと書かれています。

 

サタン率いる反乱天使軍は、その後、御子やミカエルら熾天使(してんし:最高位の天使)が率いる正規の天使達と戦いますが、最終的には敗れ、創造主によって地獄(タルタロス)に閉じ込められます。この戦いは、ギリシャ神話のゼウスの戦い、ティタノマキアともリンクしていると思われます。

<WIKI:ティタノマキア>

 

その後、長い時間を経て、創造主はアダムを創造し、それから人間を創造します。

 

人間を創造した理由は、サタンを初めとした反乱天使軍(数え切れくらい多いよいうです)を更正させるためであると書かれています。

 

まず、アダムが、エデンの園に誕生します。させます。そのアダムからエバが生まれ、二人から人間が増えていきます。

 

しかし、そこに地獄から(創造主の意志によって)解き放たれたサタンがやって来て、新たに創造主に似せた創られた肉体を持つ人間であるアダムとエバに嫉妬します。創造主が自分を差し置いて、創造主に似た体を持つ人間を創ったことに対する嫉妬のようです。この辺りの感覚は私には良く理解できませんが、サタンから嫉妬という感情が始まったのかもしれません。

 

そこで、創造主から決して食べてはいけないと命令されていた善の知識の木、食べると死が待っているという木を、サタンは奸計を使ってアダムに食べさせようと試みます。

 

サタンは、賢い動物であるヘビに入り込み(ウォークイン)、エバを言葉巧みに騙して善の知識の木の実を食べさせてしまいます。裸であることが恥ずかしいという感情を初めとして、人間の感情を持ってしまったエバは喜び、アダムにも木の実を食べることを勧めます。呆然としていたアダムも、死を覚悟しながら木の実を食べます

 

木の実を食べたアダムとエバに、創造主はがっかりすると思いきや、実は想定内のようで、当初の死という罰を与える代わりに、アダムとエバをエデンの園から追い出し、新たな世界である地球へ送り、人間に寿命と強制労働が与えます

 

この時に、前述のサタンを初めとした反乱天使達も、創造主によって強制的に同じく人間として生まれ変わらされ、地球は善悪二つに分裂した天使達の魂が、(神通力を失った)人間として一緒に暮らしながら、魂の更正をする世界となっていくような情景が書かれています。

 

そして、人間は、地球に置いて何度も生まれ変わることで功績を積んでいき、いずれは天国(エデンの園)に戻って来る道が開かれている、と締められているのです。

 

実は、最初にアダムとエバが誕生し、住んでいたエデンの園である天国とは、私が主張しているもう一つ地球であると考えられます。

 

そして、アダムとエバが、善の知識の木の実を食べたことで、その罰としてエデンの園を追い出され、強制的に送還された場所が地球だったのです。

 

そこから、地球での人間の歴史が始まるのです。

 

この失楽園の情景は、日本神話ともリンクしています。主なる神である創造主は、最後の代の天照大御神であり、神の王を引き継ぐのがその息子の天忍穂耳尊に当たります。サタンは、初代の素戔嗚尊の生れ変りで、嫉妬から邪神に堕ちてしまいます。

 

また、ギリシャ神話ともリンクしていて、創造主である天照大神がクロノス御子である天忍穂耳尊がゼウスで、地に堕ちた素戔嗚尊であるサタンが、偽クロノスになるはずです。

 

そして、地球に送られることになったアダムが日本神話の初代の大国主命ということになります。

 

霊界物語では、アダムとエバの偽者である天足彦(あだるひこと)と胞場姫(えばひめ)が登場しますが、これは大国主命夫妻の偽者のことと考えられ、邪神が成り済ましたものだと考えられます。

 

人間の祖、アダムとエバと言っても、今から数百万年くらい前の話であり、日本神話的にはまだまだ神代であり、我々人間よりも霊性が高い状態だったと思われます。

 

その後、今の人間に近くなったのは、アダムから10代目に当たるノアの時代からだと推測していますので、実質的な人間の祖はノアと考えた方が分かりやすいのですが、地球と人間誕生との関係が誕生したのは、創造主がアダムを創ったことと、サタンら邪神を更正させる目的であることから、アダムとエバが人間世界の誕生の始まりなのです。

 

そして、その時代は、日本神話の天忍穂耳時代の終盤に当たるのです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。