波動が上昇し、本来の季節に戻り、秋雨前線が本来の時期に活動するようになったところに、阿修羅が陰のエネルギー(邪気)を送り込み、豪雨になるように仕組んだものである、ということは先日ご紹介しました。
<季節が本来の姿に戻る!>
各地で水害の被害が続出しましたが、豪雨の際、水害についで怖いのは雷ですよね。
8月下旬には、私が住む福岡でも物凄い音の雷が鳴り続け、何度も自宅近辺に落ちました。怖いですよね。
ところが、この雷の発生原因は、現代科学では完全に解明されていないそうなのです。
<WIKI:雷の発生原理>
雨雲の中で電位差が生じ、放電が地上に向けて行われること、を雷と呼んでいるのですが、何故電位差が生じるのかが解明されていない、ということのようです。
雷は、昔から「地震、雷、火事、親父」と諺があるように、怖いものの代名詞であり、悪いイメージが強いですが、本来の雷は悪玉ではなく、善玉だったのです。
結論から言えば、現在の雷は偽物、ということになります。
「嘘だろう?」と思われるはずです。
それでは、本物の雷とはどういうものなのでしょうか?
ウィキペディアにヒントが書かれています。
善玉の雷とは『稲妻』です。
雷のことを稲妻とも言いますが、この言葉は「稲の妻(配偶者)」という意味から来ていると書かれています。
「稲が開花し結実する旧暦(太陰暦)の夏から秋のはじめにかけて雨に伴い雷がよく発生しその落雷によって大気中の窒素が田畑に固着されるため、落雷した稲穂は雷に感光することで実る、という理解が生まれ、雷を稲と関連付けて "稲の「つま(=配偶者)」" と解し、「稲妻」(いなづま)、あるいは「稲光」(いなびかり)などと呼ぶようになったといわれている。」
<WIKI:雷の語源>
つまり、雷が鳴ることで、肥料の三大要素とされている空気中の窒素が水田に供給され、穂が実りやすくなるようなのです。これは昔から知られていることのようです。
火雷神(ほのいかづちのかみ)、大雷神(おおいかづちのかみ)、別雷神(わけいかづちのかみ)など、雷神を祀る神社は全国に見られますが、特に北関東には雷電神社(らいでんじんじゃ)が集中しています。
<WIKI:板倉雷電神社>
雷電神社の総本社とされている群馬県板倉町にある雷電神社
雷神と聞いて、皆さんには悪玉の印象があるはずです。漫画ワンピースの強敵エネルがそうでしたね。
従って、現在でも雷が多い北関東地域では雷の難を抑えるために雷電神社として祀っているのだと思いがちですが、実はそうではないのです。
前述の稲妻でも分かるように、本来の雷は農業にとってありがたいものだったのです。
窒素の供給だけでなく、雨を降らして田畑を潤おしたり、害虫を防いだりする効果が本来の雷の役目であり、その雷を司っていたのが本来の善玉の雷神なのです。
ところが、この善玉の雷神が封印され、悪玉の邪神が雷神にすり替わってしまったのです。
記紀のイザナギ、イザナミの物語で、次のような場面があります。、
「イザナギは、イザナミに逢いたい気持ちを捨てきれず、黄泉国(よみのくに)まで逢いに行くが、そこで決して覗いてはいけないというイザナミとの約束を破って見てしまったのは、腐敗して蛆にたかられ、八雷神(やくさのいかづちがみ)に囲まれたイザナミの姿であった。その姿を恐れてイザナギは逃げ出してしまう。」
この中に出て来る八雷神というのが、邪神(つまり阿修羅界の存在)なのですが、本来の雷神にすり替わったものなのです。
ギリシャ神話で登場する天空神ゼウスも雷神ですが、これは本来の善玉の雷神を改竄し、悪玉の雷神を天空神としてトップに据えたものなのです。
<オリンポス13神>
本物の雷は、善玉の雷神だけではなく、雷神と対となる風神がいてこそ、発生可能なのです。
雷神と風神と言えば、何といっても俵屋宗達が描いた国宝の襖絵『風神雷神図』が有名です。
<WIKI:俵屋宗達>
(ウィキペディアから引用)
左が雷神で、右が風神です。
俵屋宗達が、何故、この襖絵を描いたのか。それには意味があるのです。
雷神と風神の間には、ゼロ磁場が出来るのです。
私は見た経験がありますが、晴れた状態から突然の雨となり雷が生じる過程で、最初に起きるのは風が吹き枯葉が舞いだすことです。
周辺に突然強風が吹き出し、その後、上空を雨雲が覆いだします。
そして、小雨が降りだし、だんだん強くなっていきます。
さらに、空が光り、雷鳴が鳴りだし、雷が発生します。
この雷の発生を司っているのが雷神と風神なのです。
まずは、風神が辺りに風を吹き出し、雨雲を呼びこんで、周辺一帯の地上にマイナスイオンを発生させます。
その上空に雷神がやってきて、雲の上空にはプラスイオンが集まります。
地上のマイナスと上空のプラスの間でゼロ磁場となり、電気が発生し、上空から地上に流れるのです。これが雷です。
風神雷神は、地上での人間の生活をサポートするために、古代から活躍していたのです。決して雷で人を傷つけるものでないのです。
従って、古来の人々は、雷を重要なものと知っており、雷神を雷電神社等で祀っていたのです。また、全国には、風神雷神像を楼門に祀っている寺院がありますが、これはその地域の守り神として崇めているのです。
ところが、阿修羅は、これらの雷神系神社や風神雷神の寺院に結界をはり、風神雷神に本来の活動をさせなくしたのです。
その結界、特に近代以降、雷によって山火事が起きたり、犠牲者が出たりするようになったのです。阿修羅は雷、つまり、風神雷神を悪玉に貶めたのです。
俵屋宗達が風神雷神図を描いた後、尾形光琳が登場し宗達の風神雷神図を模写します。
<WIKI:尾形光琳>
これですね。
(ウィキペディアから引用)
宗達の風神雷神図と比較すると全体的に暗いイメージです。特に風神雷神が乗っている雲は黒い雲です。これは、波動が低い邪気の塊の雲をイメージしているのでしょう。
結論は、宗達が描いたものが本来の風神雷神図で、光琳が描いたのは阿修羅系の風神雷神図ということになります。
そもそも、宗達が描いたものを模写した光琳の絵が、重要文化財になることに疑問を覚えませんか?
私は、尾形光琳は素晴らしい画家だと思いますが、おそらく後年に阿修羅にすり替えられ、偽物の尾形光琳が宗達の風神雷神図を模写し、阿修羅系が本物風神雷神であると主張したのでしょう。
歴史の奥は深いのです。
悟りを求めるため仏教の修行者たちは雷に打たれることを望んでいた、という伝承を聞いたことがあります。
現在のような偽物の雷に打たれると、悟りを開くどころか死んでしまうでしょう。
ところが、本物の風神雷神が起こす雷に打たれた時は、気持ちがいいはずです。
世界中の波動が完全に上がれば、本物の雷を見ることが可能になると思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。