これが自然農法! | 知っとうや(真実を求めて?!)

知っとうや(真実を求めて?!)

⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

今回はむらさきさん訪問記の後編、自然農法について書きます。

そもそも、むらさきさんの訪問は、自然農法の見学が最大の目的でした。

むらさきさんは、私のブログに陰謀や地震などをネットサーフィンしていて辿りついたそうです。

ところが、私が丁度、畑作業を始めたばかりと知って、種をプレゼントしようと思ったみたいです。
私にとっては、農業体験者の話を聞けるチャンス。それも、いつかは雄大な阿蘇周辺に移住して農作業でも思い描いていたこともあり、間髪入れずアポを入れました。

このように、以前、クローバーさんが受け取ってくれたメッセージで紹介したように、私が動き出そうと思うと天の采配が本当に働きます。実際、11月末以降、出会った方は30名を超えています。今後も何人かの方とお会いする予定もあります。

ブログに書けないようなことも現実に起きています。ブログと関係ない仕事上の重大な危機も、いい方向に解決されていきます。つい最近は社会人になって最大級の仕事を成し遂げました。もう驚きです。

とにかく前向き生きることが重要なようです。悩んでいても仕方がないということでしょうか。


その自然農法ですが、私がこの言葉を知ったのはわずか1年と少し前。
家庭菜園に興味はあったものの、本格的な農作業をやるつもりは全くありませんでした。
その言葉と出会った本が木村秋則氏の著書。

すべては宇宙の采配 すべては宇宙の采配
(2009/07)
木村 秋則

商品詳細を見る


関心を持ったのは本業の自然農法ではなく「宇宙の采配」という言葉。
そしてこの記事を書きました。
<地球カレンダー>http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-32.html

ただ、この本には『奇跡のりんご』を生みだすまでの苦労話が書かれており、無肥料・無農薬で2年間たっても腐らないりんごを知ったときには衝撃を受けました。

その後、木村氏の自然農法に関する本を読んでみましたが、実際に自分で畑作業しない事には机上の空論で意味をなさないと思ったものです。


現在は、自然農法の元祖、福岡正信氏「わら一本の革命」を読んでいる途中です。
自然農法 わら一本の革命 自然農法 わら一本の革命
(2004/08/20)
福岡 正信

商品詳細を見る


これらの本を読んでみた驚いた事は、自然農法というのは特殊の概念ではなく、江戸時代以前には普通に行われていたということでした。

ほとんどの方が、野菜を育てるには肥料が必要だと考えますし、それが現代の常識です。

ところが、本来は肥料や消毒がなくても育つものなのですね。
自然サイクルの中で微生物の働きによって栄養分が作りだされる、ということ中学校?の理科の授業では習いますが、野菜作りでは、このことを完全に忘れられているようです。

化学肥料や消毒は、栄養分を作りだす微生物を逆に殺してしまいます。
微生物が死ねば、栄養分を作りだせない。
従って化学肥料をさらに加える。

化学肥料には虫が好きな硝酸性窒素が含まれている。
虫は、硝酸性窒素を吸収した葉に近づき的、食べてしまう。
虫を駆除するために消毒を使う。
そしてまた、微生物は全滅する。


この悪循環により国内のほとんどの田畑は薬漬けになってしまっているようです。そこから採れた野菜が体にいいはずがありません。

これを縄文時代からの先人の叡智によって確立された、本来の農業の姿に戻そうとしたのが、福岡氏や木村氏の自然農法への取り組みだそうです。

福岡氏の田んぼからは、自然農法にも関わらず国内でトップクラスの米の単位当りの収穫量があったそうです。


しかし、この自然農法、そう簡単には成功しないようです。
現代の田畑のように化学肥料や消毒により汚染された土壌を、自然農法に変えるのは簡単ではないようです。

最近では、多くの方が自然農法にチャレンジするものの、経済的な事情もあり途中で挫折する方が多いと聞いています。実際の成功している方はほんのわずかなようです。

福岡氏や木村氏は、長年の失敗を重ねて自然農法を確立されたようです。自然農法はそれなりの知識と経験があってこそ成功するものなのでしょう。生半可な取組みでは挫折してしまうようです。

そういう事実を知って、私は、当面は手軽にできる竹粉栽培を目指すつもりですが、将来的には自然農法にも関心を持っていました。そこに現れたのがむらさきさんというわけです。
<:竹粉栽培>
   http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-207.html

前置きが長くなりましたが、むらさきさんの自然農法の様子をご紹介します。

こちらは前回ご紹介した『たゆたゆ』の全貌。高台にあります。
tayu.jpg

こちらが前掲の高台から見たむらさきさんの畑。緑の草が生え放題。遠くから見ると耕作放棄地に見えます。広さは約2反(約2000㎡)。借地だそうです。奥は地主さんの田んぼ。自然農法を行っているのは近辺でむらさきさん1軒だけとか。
tayu2.jpg

畑のそばに近づきました。ほとんどが野草にしか見えませんね。
tayu3.jpg

さらに近付きます。玉ねぎが生えているが分かりますね。これが自然農法なのか。初めて見る風景に驚きました。こんなので本当に育つのだろうか?、というのが率直な第一印象でした。
tayu4.jpg

畑の中に足を踏み入れました。野草だらけで足の踏み場もありません。
tayu5.jpg

拡大した野草。クローバーがありますね。普通に見るクローバーより格段に大きいです。
tayu6.jpg

その先に人参が植えられていました。
tayu7.jpg

ここで初めて土に触れてみました。
私の市民農園の土は短期間とは言え、竹粉栽培により急速に改善したと感じていたので、自然農法の土と比べてみようと思いました。

触った瞬間、衝撃が走りました。土が毛布のようにふわふわしているのです。「えっー!柔らかい」と友人と二人で声を出しました。私の土とは比較にならない柔らかさです。

むらさきさんによると、亡くなったご主人が木村氏の自然農法に学び、土づくりを行って4,5年目だそうです。今では随分土が変わり、無肥料、無農薬は当然のこと、水やりもしないそうです。野草の葉からの水分によって感想していても水分補給が可能だそうです。

「草がない畑を見ると可哀そうに思うのですよ」というむらさきさんの言葉が私の胸に深くつき刺さったのは言うまでもありません。これが本当の自然農法なのです。

こちらはメークウィーンと男爵。
tayu8.jpg

こちらはキャベツ。
tayu9.jpg

こちら端にある小さなビニールハウス。乾燥を好むトマト栽培などに利用しているようです。写真は麦。これは植えたのではなく、種が落ちて自然に生えたものだそうです。恐るべしです。
tayu10.jpg

こちらは山東菜?蝶が留ってまっていました。
tayu11.jpg

驚くべき写真はごぼうの葉。これも植えたのではなく自然に種が芽吹いたものだそうです。大きいですが、さらに1.5mくらいの高さに成長するそうです。土が肥えている証拠ですね。
tayu12.jpg


まだまだ、野菜はたくさんありました。

初めて見た自然農法に感動しました。
街中ではこのような状態では周りから迷惑がられるでしょうから、なかなか難しいかも知れませんが、畑を購入してチャレンジしてみたいと思いました。

確かに草ひとつない畑は一見綺麗に整備されているように見えますが、自然の摂理からは異常な状態なのかも知れません。

驚きの自然農法でした。是非、kamuiさんのご意見お聞きしたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。