勾玉の謎 | 知っとうや(真実を求めて?!)

知っとうや(真実を求めて?!)

⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

不可知様からリクエストがありましたので、勾玉(まがたま)の目的について推測してみます。

imagesCAQMCUD7.jpg

勾玉とは、写真ような形をした数センチくらいの大きさで、縄文時代初期(約12000年前)から古墳時代(約1500年前)までの遺跡から発見されるものです。

国内だけでなく、朝鮮半島でも見られるようですが、存在した時期は、約2600年から約1800年前くらいまでの間と日本より大幅に短くなっていますので、勾玉が日本発祥の道具で、朝鮮半島に伝わったと言う事が推測できます。

<WIKI勾玉>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%BE%E7%8E%89

その勾玉の目的ですが、教科書では古代日本の装身具の一つで、祭祀に使われたとされています。

ユニークなその形は、WIKIを見てみると
①動物の牙をかたどったもの、
②太極図をあらわしている、
③母親の子宮内の胎児をかたどったもの

等の説があります。

他にネット上では
④太陽と月(三日月)が合わさったもので宇宙真理の表現
、といった推測もありました。

それでは、これらを検証してみます。

まず、①動物の牙説ですが、縄文時代が教科書で習うような低文明ならいざ知らず、大変高度な文明であったという説を支持する私は、この説は論外です。
そもそも縄文時代から古墳時代には、肉食の習慣はなかったようです。

※参照 
<縄文の叡智>http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-17.html
<日本の起源>http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-46.html


次に②太極図説ですが、私はこの言葉自体知りませんでしたが、この図は見たことがありました。

太極図

WIKIで調べると太極図は易で使われるもので、中国で11世紀頃に発祥したものとなっています。
場所、時代が全く異なりますので、この説もはずします。


次に③を飛ばして④太陽と月の宇宙真理説を考えてみます。
この説には、私は大変魅かれるものがあります。

これまで何度も触れてきたように、月は約15000年前に外部の彗星が地球に捕獲されて誕生したものという木内説を支持しています。
(私がこのブログを始めた原点です)

その前提だと、月誕生後の人類は、月がかつての繁栄していた文明を壊滅させた張本人ですから、月を閻魔大王のような罪を裁く神と恐れていたはずです。

従って生命のエネルギー源の太陽神の信仰と、悪神の月を鎮めるための儀式として勾玉が使用された、ということは十分説得力があるように感じます。

しかし、勾玉の形を良く見ると、太陽部分が小さく、三日月との組み合わせというには無理がありそうな気がします。
従って、この説も違うような気がします。


そうなりますと、③子宮内の胎児説が残ります。
確かに勾玉を見ると胎児に見えます。

そもそも勾玉は、天皇家の三種の神器の一つ八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)となっているように、天皇の装飾品であり、古墳から発掘されていることからもこれを身につけることができたのは、相当身分の高い人に限られていたようです。

<WIKI八尺瓊勾玉>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%B0%BA%E7%93%8A%E5%8B%BE%E7%8E%89

古事記は、内容が改ざんされていると言われていますが、天皇の祖先は神とされるアマテラスとしています。

このアマテラスの一族は約5000年前に実在(ヒミコ、邪馬台国説あり)したという話しもあります。

さらに歴史を遡って、15000年以上前の先史文明。
この頃は、世界を支配していた2つのグループの一つが倭人。
この倭人が月の大洪水により、一部しか生き残らなかった。

その後、倭人は、ギリシャ、エジプト、シュメール、そして12000年前に縄文にたどり着いたと推測しています。

先史文明の支配者のDNAがアマテラスに引き継がれ、それが初期の天皇に繋がっている。

※参照
 <西暦535年>http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-43.html

この神の使者、神道の斎主としての天皇のDNAを引き継いできた証として、胎児をかたどり、天皇を崇めたと考えられないでしょうか。

倭人の証のために。

自分で書いていて、妙に納得しました。

これはあくまで私の妄想です。
真意は不可知様がコメントくださると思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。