ウクライナがロシアの戦闘機を迎撃できる理由 | キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)

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ロシアの航空作戦はかなり苦戦しています。

 

 

上記の記事中で

 

・航空機:44機
・ヘリ:48機
・UAV(無人航空機):4機
・防空システム:21台
 
これがすでに損傷してるということです。
 
 
結論を言えば、ウクライナの善戦はこの夕刊フジに書いた通り、まだ制空権をウクライナは維持しているということになります。

ここでTwitter上にこのツイートが出ました。

私もうっかり、リツイートしてしまいましたが、即座に違うよーと第一線の専門家に教わりました。

AWCS(早期警戒管制機)から情報を得ているのでウクライナは強いというツイートです。↓

 

 なるほど、確かにそれっぽく見えるのですが、

 

間違っています

 


まず、他国のAWACSから情報を得て戦う ・・・・のは無理
(それほど簡単じゃない)ということです。
 

AWACSからの情報の共有となると、①無線、②戦術データリンクの二つになります。
②は要領も含めてかなりの事前準備及び訓練が必要です。

 

今回の戦争の経緯も含めて考えると、NATOとの間でそこまでの準備はありません。

戦術的な考え方とか基準が揃ってないと出来ないので

無理です。

(写真はイメージです。小牧基地に並ぶC130が遠近感あっていい感じでした。)

 

 

さらに、規格、暗号規約がそれぞれ揃ってることが重要です。
まず、規格ですが、アメリカが輸出してる国は、戦術データリンクってのが積まれてます。link16とかてすね。
同じようにロシア系の装備にはロシアンリンクが積まれています。

暗号規約はそれにつなぐためのパスワードみたいなものですね。
規格は完全に揃ってなくても、プロトコルが揃っていればさえ互換性はありますが、規約は同一でないと繋がりさえしません。

 

 

だから無理です。

ウクライナが

NATO国のAWACSから情報を得るのはほぼ無理です

他にも理由はいくつもありますが、一つ上げれば十分かなと思うのでこれだけにしておきますね。

そのTwitterの書いている内容の諸外国から情報提供をうけて、しかも、逆探知式対AWACSミサイル?というものを使っているというのは妄想に過ぎないので、

 

単純に、

ロシア軍はクライナの対空警戒網制圧ができていない。

 

これがロシア軍の攻撃多低調な理由となります。

 

ポチってくださいね。よろしくお願いします。↓↓↓

 

 

 

 

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