海上保安庁のおんぼろ画像を新たに入手したよー。 | キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)

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日本の領土面積は約38万km²で世界第60位に位置するが、領海およびEEZの総面積は世界6位となる。その広大な海を守っているのは海上自衛隊と海保なんだけど、実際に犯罪対応に実行力を発揮できるのは海上保安庁。海上自衛隊の予算もこの広大な海を守るのには雀の涙で原油高騰の煽りをうけてつらい節約状態なんだけど、さらに予算が乏しくかわいそうなのは海上保安庁。
コーストガードの白い船を近くでみたらわかるとおもうけど、船底に穴があいているのを木栓でふさいだ応急処置のまま修理する予算もないのでそのまま運用なんて言う船だらけ。さらに海上自衛隊の船のように洋上給油ができない船なのでいちいち横須賀などの基地に帰らないと給油ができないので犯罪摘発したくても燃料がなくて断念は当たり前。それなのに、世論はなんで珊瑚の密漁とか許してるんだ?? 海上保安庁は何をやっているとか平気で言います。この惨状を多くの人がしってこの船では犯罪摘発しろったって無理。予算をもっと増やしてあげろよと身近な政治家に助言してあげてください。


>海保のオンボロ船の鮮明な写真を入手したよ。
それにしても海保の船はなぜ、こんなに老朽化しているのか。外国の海上保安機関と比較すると原因の一端が見えてくる。情報非公開の中国とロシアを除き、米国、韓国、台湾との比較を見てみる。




まず、予算である。海保の予算のGDPに占める割合を1とした場合、米国は22、韓国は3.6、台湾は3.1である。米国の予算が思ったより少なく思えるかもしれないが、米国には世界最強、最大規模の海軍がある。その海軍に守られていてさえ、沿岸警備に日本よりはるかに多くの予算を、米国は割いているのだ。

EEZ10万平方キロあたりの船艇数は、日本を1とした場合、米国2.4、韓国5.8、台湾3.2である。EEZ10万平方キロあたりの航空機の数は、日本1、米国1.6、韓国2.1だ。海岸線1キロあたりの隊員数は、日本1、米国6.6、韓国13.7、台湾26.7である。

海保の予算、船、航空機、人員、すべてが不足なのだ。だが、自衛隊と海保の役割分担の異常さも見なければ、海保を取り巻く状況の真の厳しさは見えてこない。

戦後日本ではずっと、自衛隊を雁字搦めに縛りつける政策が続き、本来海自が果たすべき役割であっても海自は遠ざけられ、代わりに海保が駆り出されてきた。結果として海保にとっては恒常的に過剰負担の状況が続いている。

「道路局」には6兆円
たとえば領海警備だ。他国ならば平時から海軍が領海を警備する。日本は海自を封印し、海上で犯罪が発生した場合に、海保が出動する。尖閣諸島周辺の領海に常駐するのも海保の船だ。同海域には時として中国海軍の軍艦が遊弋する。中国の軍艦に睨みを利かせ得るのは海自であって海保ではない。ソマリア沖の海賊退治にも当初、海保の派遣が検討された。国際社会では、犯罪集団としての海賊への対応は海軍の出動が大前提だ。

日本ではこうしたことのおよそすべてに、まず、海保が出される。にも拘らず、海保の予算、装備、人員は、先に見たように、著しく貧弱だ。

たしかに海保は、現在、老朽船を順次新型に替え、情報通信システム等の整備も進めつつある。だが、その整備の速度も規模も、日本周辺海域の緊迫度に較べれば遅々たるものだ。新型への更新の緊急整備予算は少なくとも3,800億円が必要だと見積もられているのに対し、手当されているのは2,000億円だ。

航空母艦の建造を発表し、海軍大国への道を明確に歩み始めた中国は、尖閣領有権を主張して止まず、その主張を尚、強めつつある。日本は外交交渉の柱としても、海保と海自双方の力を急ぎ整備しなければならない。にも拘らず、なぜ、海保の困窮状態は改善されないのか。

海保を所管する国土交通省の考え違いもその一因ではないか。海保の年間予算は1,858億円。船が腐食し、緊急整備予算も十分に手当してもらえないとき、同じ国交省の道路局には、毎年特別会計から6兆円余りもの資金が流れ込む。海保の船や航空機の老朽化にまともに向き合わず、領土領海の侵犯に目をつぶり、道路局ひとり甘い権益を貪り続けているわけだ。国家政策の重要性と優先度についての判断が出来ていないのである。日本国全体として海保と海自の役割分担など取り組むべき課題は多いが、国交省自身、自分の足下から国益に基づいて政策と予算配分を改善していく必要がある。


ということです。


国は何をしているんだーとか攻撃したり、総理を変えたりしても海の安全は守れません。海の安全を守るためにはふんだんな予算と人員の増強。あと法改正して権限の強化。これしかないですよ。




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