不安や怖れ、
怒り
といったネガティブな感情は…
アンガーマネジメントの講座では
自分を守るために必要なこころの動きだ
と伝えるようにしています![]()
こうした感情は心地のよいものでは
ありませんね。
不快な気持ちを感じないで済めば、
それに越したことはないです。
しかし、特にネガティブな感情には意味があります![]()
私たちは危機に直面すると…
「闘う」か「逃げる」か「固まる」か
いずれかの反応をすることが
わかっています![]()
状況を瞬間的に感知して、
適切に対応しようとする、
こころの動きが背景にあるからです![]()
例えば、
・相手からひどいことをされたと考えると…
怒り
がわいて来る
すると、その相手に自分の怒りをぶつけて、
自分を守る行動をとる。
・相手の言うがままにしていたのでは、
自分の立場が危うくなってしまうからです![]()
・危険が迫っていると考えると…
不安になって危険を避けようとする
危ないところに足を踏み入れるのは、
決して得策ではないからです。
・大切なものをなくしたと考えると…
気持ちが落ち込む
仕事に失敗したり、病気になったりして落ち込むのは、
成功や健康という大切なものをなくしたと
考えるからです。
そのようなときには、
むやみに動き回るよりは、動きを抑えて、
次の手立てを考える必要があるからです。
それぞれの感情には、
自分を守るために必要な役目がある![]()
それが強くなりすぎると、
かえって自分を追い込むことになります![]()
そのバランスを上手に取れるようになることが、
こころの健康にとって大切ですね。
波乗り技術を身に着ける![]()
ネガティブな感情は自分を守るために大切ですが…
強くなりすぎると、
自分はもちろん、相手も傷つけてしまう
もろ刃の剣です![]()
怒りはエネルギーが強いだけに注意が必要
・怒りに限らず感情は…
相手に同じ感情を引き出す![]()
自分は感情を表現するのを抑えているつもりでも、
怒りが伝わって、相手も腹立たしい気持ちになり、
衝突してしまう。
自分の考えを強く主張しないで、
我慢しているつもりでも…
トラブルになるのはこのためですね![]()
体や考えのちょっとした変化から
腹立っていることに気づいて…
怒りの波をやり過ごす。
深く呼吸をしたり手の握りこぶしに
力を入れたりして、気持ちを落ち着ける。
◆気持ちを落ち着けたところで、
自分が伝えたいことをきちんと伝える![]()
そうすることで怒りのエネルギーを
自分のために使うことが出来るようになります![]()
伝わりやすいネガティブな感情
感情というものは伝染しやすいです。
ミラーニューロンという脳細胞の働きによるそうです。
ポジティブ感情よりも、
ネガティブ感情の方が伝わりやすいです。
◆怒りの感情がわいたとき…
すぐに不満を口にするのではなく、
ひと呼吸置くことが大事![]()
かといって、
不満を言わないまま我慢していると
ますます不満が強くなってしまいます![]()
やはり、必要なことはきちんと伝えるですね。
アンガーマネジメントの定義
怒る必要なことは上手に怒って、
怒る必要がないことは怒らないですね![]()
伝えるタイミングは考えた方がいい
怒りを抑えていると、
理路整然と話をしているつもりでも、
さりげない態度や口調、雰囲気で
怒りは伝わってしまいます![]()
その結果、相手も同じように腹立たしい気持ちになり、
怒り
が互いに高まってしまいます。
その悪循環を好循環に変えるためには…
ひと呼吸置いて、
できるだ穏やかな気持ちになってから、
相手に話すことがいいですね![]()
穏やかになって話をすれば…
その気持ちが相手に伝わり、
相手も同じように穏やかになる![]()
こうしたこころの動きに、
ほんの少し気を使うと、
人間関係がスムーズに
いきやすくなると思いました![]()