~人の話を聞くストレスが、
自分の癒しに変わる方法~
「やっぱり、それでいい」![]()
(著者は漫画家・細川貂々&精神科医・水島広子)
”それでいい。シリーズの第2弾”です![]()
第一弾は~自分を認めてラクになる対人関係療法~
「それでいい」です。
この本は細川貂々さんが、自分の中にいる
ネガティブクイーンに振り回されていました。
そこで、精神科医の水島広子先生に相談に行ったお話です。
Q 貂々さん:人と関わることで一番大事なことは何ですか?
A 水島先生:人の話を聴くことです![]()
疲れる話の聞き方をしていたら、
よい人間関係は作れない![]()
Q 貂々さん:疲れないで人の話を聴く方法があるんですか?
A 水島先生:人の話を聴くときの姿勢を変えるだけです![]()
人の話をどう聴くかによって、
人生の質が変わってくる
・一般に「人の話、特に愚痴を聞くのは疲れる」![]()
という印象があります。
これは「相手のために聞くのだから、仕方がない」
と
思うからです。
「自分の心の平和のために、
相手の話を聴く」がポイント![]()
水島先生は…
「人の話を聴くのはストレスだと思われていますが、
実は自分の癒しにつながる」![]()
と言います。
自分の心もポカポカし、
相手の心もポカポカする…
どうせ人の話を聴くのなら、
そんな聴き方をしませんか?
これはものすごいパラダイム・シフト(劇的な転換)
だと思いました![]()
「聴く」とはどういうことか?
「相手のためにならなくちゃ」という聞き方
が一番疲れる![]()
水島先生は…
人の話を聴いているときに、
自分のことを考えていないから
、
「疲れない」そうです。
◆「人の話を聴いていると言うけど…
私たちは人の話より、
「それに伴う自分の思考」の方を
たくさん聞いている![]()
つまり、自分がどうしたらいいか?
という「自分のこと」です。
・これは雑念…
自分が今まで過去に作ってきたデータベース
そのデータベースに照合しながら、
人の話を聞いている状態![]()
・雑念の音が大きくなると…
相手の話そのものが聴こえなくなる![]()
人の話を聴くとき
ちゃんと聴くために、
頭の中の雑念に気づいて、
取り除く作業をする![]()
①何か思考が浮かんで来たら…気づく
②その思考を…脇に置く
③自分の余計な思考をなくして…
相手の現在に集中して、話を聴く
・「今」に集中していると、
自然体、ありのままでいられる
・ありのままでいられる人は、
人に安心感を与える
相手の現在に集中するコツは…
①思考が浮かんで来たら、それを
「脇に置く」のを何度でも繰り返すこと
②相手の話を「問題」として、
捉えて解決しようとしないこと
◆人間は、安心できる環境を与えられると、
自ら前進していくのです![]()
決めつけたり、変なアドバイスをしたりすると、
自己防衛したり、反抗したりするので、
前向きな変化を妨げてしまいます。
「解決してあげなければ」
「アドバイスをしなければ」
という気持ちは手放したほうがいい![]()
その人の現在にぴったりな「専門的助言」
であれば役に立つこともありますが…
その時期がズレていたり、
本人に合わなかったりする場合は、
本人の不全感につながる危険が
あるので、よく見極める必要がありますね
「人の話を聴く」というスタイル
”自分の心を穏やかでポカポカあたたかくする
聴き方”で。
今日一日を穏やかでいられるように
心がけたいと思いました![]()