カウンセラーとは「悩みの解決」に向けて、
相談者と一緒に考えると…
思い込んでいました
しかし、精神科医 樺沢 紫苑氏の
~言葉にすれば「悩み」は消える~
「言語化の魔力」から、ハッと気づかせてくれる視点…
悩みは解決するな
を教えられました
「悩みとは何か?」
をよく整理してみると、「なるほど…」
と腑に落ちました
「悩み」の3特徴
今抱えている「悩み」の特徴を理解することだけ…
「悩みを解消する方法」が見えてきます
特徴1 ネガティブ感情「つらい、苦しい」
悩んでいる人は、
ネガティブ感情に支配されている点で
共通しています。
非常にストレスフルな状態といえます。
例えば、「いやあ、仕事でトラブっちゃって、
ほんと大変なんだ」と、笑顔で話していたら?…
この人は今、悩んでいるのでしょうか?
この人は仕事がトラブってはいますが、
さほどつらく苦しく、ストレスフルな状態ではないからです。
◆ここで重要なことは、
「トラブルや問題=悩み」ではないこと
そして、悩みを解消するのに、
原因(トラブルや問題)を急いで取り除く
必要はないということです。
◆つまり、ネガティブ感情に圧倒されているのであれば…
まず、ネガティブ感情を取り除けばいいのです
悩みの9割は解消されたも同じです。
特徴2 対処法がわからない「どうしよう」
対処法がわからないと、
目の前の悩み、苦境、トラブルに対して、
何も行動を起こすことができない
どうにもならないという閉塞感、
「コントロール」できないもどかしさや、
さらに追い詰められて混乱し、
「どうしてよいかわからない状態」が強まります
◆悩みを抱えている人は…
どうしていいかわからないから不安になり、
パニックに陥ります
「対処法」「To Do」が明確であれば…
それを行動に移すだけでいいのです
「対処法」がわかるだけで、
悩みの9割は解消したようなものです。
特徴3 停滞、思考停止「どうしようもない」
人は閉塞感や絶望を覚えたとき…
「どうしようもない」「どうにもならない」と言って、
呆然と立ち尽くしてしまうものです。
不安が引き起こした
「行動停止」や「思考停止」です。
いわゆる「頭が真っ白になる」という状態
◆この「停滞」を少しでも改善できれば、
途端に閉塞感や絶望感は消えていきます
「行動できる」ようになり、
「頭の回転」もよくなり、
良いアイディアや解決法が浮かび…
◆「停滞」から「一歩踏み出す」だけで、
悩みの9割は解消したようなものです。
悩みは少しずつ解消する
◆原因を取り除くのは難しい
多くの人は悩みに直面した場合、
根本的な解決を求めて原因を取り除こうとします
一気に悩みをなくしてしまおうと考えるのです。
解決が難しいために悩んでいるわけですから、
いきなりの原因除去は、そもそも不可能なのです
苦しさが取り除かれ、
対処法がわかり、
ものごとが少しずつでも前進していれば…
それはもはや「悩み」ではなくなってきます
そこに「問題解決」「原因除去」は
特に必要はありません。
◆原因を改善しなくてもよい、
とわかるだけで…
気分はものすごくラクになりませんか?
では、何をすればいいのでしょうか?
とりあえず、「やれること」を一つずつやっていく
まずはそれだけです。
・-10点の状態を「原因解決」によって、
0点にすることは難しい
・-10点を-9点にすることを目標にするのです
「それならできるかも!」と思えませんか?
たった1点でもプラスに動き出すと、
「なんとかなる」の感覚が得られると思います
この時点で、
「どうにもならない停滞状態」から
脱出しているのがわかります
その次は「-9点を-8点にしよう」「-8点をー7点にできる」…
ネガティブ感情はドンドン消えていき、
状況もドンドン改善します
「悩みの解決」ではなく、「悩みの解消」へ
樺沢先生曰く、
「解決」とは一気にゼロにするイメージですが、
それは不可能です
それよりも「できること」を積み上げて、
少しずつ「悩み」を減らしていく
少しずつ「解消」するなら、
「悩み」と取り組みやすくなりますね
◆原因は保留のまま、
やれることを、やれる範囲で、
一つずる片付けることが重要です
この本から、
悩みは「解決」するな
びっくりするフレーズですよね。
心の中のストレス、モヤモヤ、不安を取り除いて、
悩みは「解消」することを教えられました
次回は「悩みを分析する3つの軸」や
「悩みを解消する方法」を順次お伝えてしていきたいと
思います