引き続き、
「不安な自分を救う方法」
(不安専門カウンセラー 柳川 由美子氏著)から、
気分を落ち着けて余裕を取り戻せるケア方法
(心強いお守り)を教えられたいと思います![]()
パニック状態
Q1 プレゼンや面接の前に、緊張に襲われた①
A1 ・簡単にできるおススメの方法
一定のリズムで胸を「トン、トン、トン」と叩く![]()
叩くペースに心臓がつられて、鼓動が徐々にスローダウンしていきます。
叩くペースは、2秒に1回くらいが適切だとされています。
人前でもさりげなくできるので、覚えておくと便利ですね。
緊張しやすいワタシもやりたいと思いました![]()
Q2 プレゼンや面接の前に、緊張に襲われた②
A2 ・発表を待っている間に、どんどん緊張が強くなってくる
そんなときは、緊張を和らげるべく、
「自分の状態を言語化」してみましょう![]()
「心臓がドキドキして、手のひらに汗がにじんできました」と
自分の状態を俯瞰して、
アナウンサーのように実況中継するのです。
つまり、俯瞰するだけで、内面の緊張や不安を、
ある程度「他人事」として見られるようになるわけです![]()
Q3 「ぐるぐる思考」で、クヨクヨするのを止めたい
A4 ・「ぐるぐる思考」を心理学では「反芻思考」と言います。
反芻思考をしている自分に気づいたら、
「パン!」と大きな音を立てて手を叩き、
「ストップ!」と叫ぶです![]()
Q4 「ぐるぐる思考」が止まらず、何も手がつかない
A4 ・ぐるぐる思考から気をそらして、
やるべきことに集中させてくれるマジックワード…
「それはそれとして」で、
感情よりも、目的のほうにフォーカス![]()
・不安な感情から、今は仕事をするという「目的」に
意識をシフトさせます![]()
「それはそれとして」という言葉で、
不安を棚上げします。
Q5 どちらを選ぶべきか決められず、動けない
A5 ・「メリット」と「デメリット」をリスト化してみてください
Q6 どう振舞えばよいかわからない
A6 ・「自分の尊敬する人なら、こんな時どうするだろうか?」
と考えてみます。
尊敬している人の視点を借りてみるです![]()
◆自分とは違った視点で状況を捉えると、
一気に考え方の幅が広がる(視野が広がる)ので、
意外と解決策が見つかったり、
問題を問題と感じなくなったりします![]()
ワタシはモノを落として
…
自分ではどうしても見つからない時は、
誰かに違った目で探してもらいます。
不思議と見つけてもらうことが多いですね![]()
Q7 この先どう動けばいいかわからない
A7 ・自分が望む未来への選択をラクにする方法として…
「5年後(1年後でも)の幸せな自分に聞いてみる」![]()
・5年後の理想の自分をイメージします。
生き生きと楽しく過ごしている5年後
の自分はどんな感じですか?
・理想の環境で過ごしている
幸せな未来の自分の中に入って、
様々なことを感じてみてください![]()
・幸せに過ごしている5年後の自分から、
不安で迷っている現在の自分に
アドバイスしてあげましょう。
「なんか大変そうだけど…
それはこうすれば大丈夫・・・」という感じですね![]()
◆この方法のいいところは、
自分が理想とする視点から、
現状を俯瞰できること![]()
理想の未来への活路を、自分自身で見出せることです![]()
・大丈夫、自分の幸せは自分がちゃんと知っています![]()
不安で迷いが多くても、
答えはちゃんと、自分の中にあるのです![]()
◆ただ、「今は先のことは考える気分ではない
」と
感じたら…
自分のありのままの感情を大事にしてください![]()
無理してやる必要はないと思います。
◆できそうな気持になったら、やればいいのです![]()
「変えられるもの」と
「変えられないもの」を見分けましょう![]()
変えられないことは、変えられない。
でも、変えられることだってあるはずです。
◆その二つを常に見分けようとすることが、
むやみに不安に巻き込まれない大切なポイントです![]()
モヤモヤした不安
Q1 漠然とした不安で、モヤモヤする①
A1 ・「今、ここ」に意識を向けて、
不安な「過去」や「未来」へ
意識を向けないようにしてみましょう。
五感を使って、「今、ここ」に集中する習慣を続けていると、
(マインドフルネス(瞑想)ですね)
過去や未来の不安から解放されて、
心が落ち着いて、
生き生きとした感覚が蘇ってきます![]()
Q2 漠然とした不安で、モヤモヤする②
A2 ・箇条書きでも単語でもかまいません。
できるだけ静かな場所で、
なんとなく心に引っかかっていることを
次から次へと書き出してみます![]()
モヤモヤは紙に書き出す![]()
不安が「視覚化」されて、
対処法も浮かびやすくなります![]()
Q3 痛みなどがあり、外出が不安
A3 ・「今日はなんとなくお腹が痛い、頭痛がするな
」
でも、「今日だけは休めない」ということもありますよね。
そんなとき、痛む部分に手を当てて、
「うんうん、ちょっと痛いよね。
でも、今日はどうしても行かないといけない大切な日だから、
今日一日だけよろしくね」
と心の中で言ってあげると、
不思議と痛みが軽くなることがあるのです![]()
そういえば…
ワタシも股関節や膝が痛くて
、
今日は歩けないかなと感じたとき、
「いつもありがとう。今日もよろしくね」と
足さんに感謝しながら、お願いしていますね。
痛む部分に「言いたいことはある?」と聞いてみる![]()
頑張っている自分の体に
意識を向けてあげることで、
体が納得してくれて、不思議と…
痛みを発しなくなることがありますね![]()
漠然とした不安に、耳を澄ましてみましょう![]()
漠然とした不安を感じて苦しいとき、
そこからラクになる確かな方法は…
一度、不安と正面から向き合うことが大切です![]()
◆不安は見ないようにすると…
かえって大きくなってしまう性質があります![]()
例えば、部屋の中に何かがいる気配がすると…
なんとなく不安になります![]()
「風でカーテンが揺れただけ?」
「それとも、大嫌いな虫がいる?」
◆ここで不安の正体を確かめればいいのに…
不安の存在に気づかないフリをして、
確認をスルーすると、
不安の存在がますます気にかかるようになります![]()
でも、不安に向き合ってしっかりと確かめてみたら…
上の階の人の生活音だったりとか。。。
不安の正体がわかれば、
その対処法も思いつくことができます。
対処法が見つかれば、不安は軽くなるのです![]()
不安を感じて重苦しいときは、
まずは不安と向き合ってみましょう![]()
・不安を感じている身体のパートを意識しながら、
「この不安を通して、
何を私に教えてくれようとしているの?」と
問いかけてください![]()
◆不安の正体がわかってくると…
やるべきこともわかってきます。
やるべきことがわかると、
不安は自然と軽くなっていくのです![]()
◆不安は…
自分が「自分自身を守ろうとする」感情
から出てきているということを、
しっかり覚えておいてほしいです![]()
◆言葉にならないモヤモヤとなって表れたのが、不安です![]()
つまり、不安は自分の味方なんです。
不安は苦しめるためにやってきているわけではなく、
私たちに「ラクになる方法」を教えるために
やってきています![]()
「ラクになる方法」を聞くためには、
やはり「不安の正体」と一度は向き合うことが大切![]()
長くなりましたので、今回はここまでにしておきます。
次回は「つらい記憶」「明日を気持ちよく始める」
などのケア方法を引き続き教えられたいと思います![]()