引き続き、
「自分を否定しない習慣」（ホスピス医 小澤 竹俊著）から学んでいきたいと思います
人は誰でも、必ず物事に優先順位をつけている
人が誰かに対して、
「この人は、自分の気持ちをわかってくれている」と感じるのは、
一体どのようなときなのでしょうか
小澤先生はホスピス医として、
多くの患者さんと関わる中で強く思うのが、
特に苦しみを抱えている人は、
・誰かが自分の話を丁寧に聴いてくれたとき
・自分が大事にしていることを相手が尊重してくれたとき
そのときに「自分の気持ちをわかってくれている」と感じる、
ということです
人は誰でも、心の中で、必ず、
「何を、より大事に思うか？」
「何を優先させるか？」といった順位づけをしている
例えば、
・仕事とプライベート、どちらを大事にするか？
・お金とやりがい、どちらを大事にするか？
・AさんとBさん、どちらの約束を優先させるか？
ふだんは複数のことを同じように大事にしていても、
人生において必ず、
いすれかを選択しなければならない局面がやってきます
そのとき、人は誰でも、迷った末に優先順位を決めるはずです。
優先順位を尊重することは、その人を肯定すること
小澤先生はホスピス医として、
患者さんの優先順位を尊重することを、
非常に大事に思っているそうです。
なぜなら、心身が弱っている人、
苦しみを抱えている人の優先順位を尊重することは…
その人の尊厳を守ること、
その人を肯定することでもあるからです
誰かの尊厳を守る、誰かを肯定するというのは、
ただ権利や気持ちを尊重し、認めることだけではありません。
その人のどうしても譲れない優先順位を守ること
「どうすれば、その人が穏やかになれるか？」を
考えることだと小澤先生は考えています。
そうかー、自分にとって…
「どうしても、譲れない大切なこと」
「死ぬまでにやっておきたいこと」
あまり考えたことがなかったのです
そこで、ワタシは、5月15日
◆～４１４（よいし）カードを通して、
「死生観について対話する会」に参加してみました
・４１４カードとは…
「最期まで自分らしく、大切なものを諦めない」
ための死生観対話カードです。
誰もが安心して死について語り、お互いに共有する空間
自分の内にある「今、大切なもの」に気づき、
自分らしく生きることを前向きに語り合う対話会です。
主催は”人生を最後まで楽しむ！を応援するコミュニティカフェ”
茅ヶ崎市内にあります「にじカフェ nijicafe」です。
★にじカフェとは…
看護師・介護福祉士・セラピストというメンバーで地域社会へ貢献したい志しで作った「循環型コミュニティ」の居場所です
★「知るところから始めよう！」をコンセプトのイベントや、
介護・終活・在宅ケアなどのテーマごとの勉強会・お話会を定期的に開催。
また、グリーフケア（悲嘆ケア）や認知症、介護、障害など様々なテーマで活動されている方にも、場所を提供するコミュニティの場所
ワタシも心身を癒やす居場所として、
利用させていただいています。
よかったら、にじカフェのHPをご覧ください
414（よいし）カード | 特定非営利活動法人幸ハウス (sachihouse.org)
＜対象＞
病気になる前の人、
死について話をしてみたいと思っているけれど、
その機会がなかった人、
この機会に死生観について語りたい親子（3世代）
などの対象者が「死生観」を
考え語り合えるように設計されています。
＜対象年齢＞小学校 高学年以上
幸ハウスのホスピス医 川村 真紀先生は、
小・中学校で「414カード対話会」を行っているそうです
＜やり方＞
Ⅰ 49枚のカードを並べます
Ⅱ ①か②のどちらかのテーマを選びます
ちなみにワタシは①を選びました
①「生」を深める対話のテーマ
今から最期の時（死ぬ時）まで、大切にしたいことは何ですか？
②「死」を深める対話のテーマ
（死が近づいていることをイメージして）
最期の時（死ぬ時）まで、大切にしたいことは何ですか？
Ⅲ 大切にしたい項目のカードを選びます
ちなみにワタシは…
「流れに身を任せる」「神様やご先祖様が共にいる」
「楽しみがある」「感謝をする」「居場所がある」を選びました
Ⅳ カードの項目と選んだ理由を語ります
Ⅴ カード裏の質問に答える
Ⅵ 今の気持ちを語ります
◆ホスピスの現場の医療者や患者さんから、
生きる上で大切なことを教えてもらいました。
ありがたいですね。感謝です
◆人は自分が苦しいとき、自分を否定する気持ちが強いときに、
自分の優先順位を尊重してくれる相手を…
「信頼できる人」「自分の気持ちをわかってくれる人」
と感じます
苦しいとき、
自分の優先順位を尊重してくれる人がいれば幸せ
自分を肯定できずにいるとき…
自分の優先順位を尊重してくれる人、
自分生き方を応援してくれる人がいるなら、
その人は幸せです
自分にとっての優先順位を意識するだけで、人生は変わる
ワタシは人にはそれぞれに与えられたミッションがあり、
・そのミッションを果たすこと、
・自分の役割を果たせたと思えること、
・自分の大事なものを守れたと思えることこそ、
本当の幸せにつながると思いました
◆他者の評価、社会の価値観などに惑わされず、
自分が大切に思うことを、
しっかり大事にしていくようにしたいです
たとえ、さまざまな事情で、
自分の優先順位を守ることができなくても、
自分にとっての優先順位や、
自分にとっての大切なものを、
常に意識して生きていくだけで、
楽しい人生になっていくと思いました