内なる平和とは
まわりで何が起きていようと、自分に中には、
あらゆることを理解している平穏な場所が存在する
と知っていることです
必要ならいつでもそこに戻れる、
人生をずっと過ごすこともできます
しかし、そもそもどうやって、そこにつながるか
心は常に最悪の事態を想定しまいがちです
内なる平和に到達するには、多くの時間が必要です。
◆マインドフルネス瞑想でも、
「平穏でいること」「湖などの広い水面を鎮まらせること」と
言います。
つまり、思考や行動は水に投げ入れた石のようなものです。
意思は波紋を起こします
瞑想は、水が再び自然な静けさへと戻れるよう、
自らを鎮めることです
水を無理やり鎮める必要はありません。
自然と水が静まるのを待つだけです。
内なる平和とは、つくらなければならない何かではなく、
もとの状態へ、静けさに戻った状態なのです
幸せは不安定です
幸せを求めるあまり、特定の実績、物、状況に執着するように
なってしまうこともあります。
他の人の意見に依存したり、
決まった形で人生が展開してほしいと願ったりする可能性も
あります。
◆幸せを目標にしていると…
そのすぐ後ろには、不幸せの感覚が常につきまとってしまうのに
気づくでしょう。
ワタシは幸せとは、目標にするものではないと思いました
内なる平和とは、バランスが保たれている状態、
つまり中庸（真ん中）であることです
自分が内なる平和を求めていても…
良い気分になるには、自分の外にある何かが、
必要だという考えに固執してしまいがちです
視点
が右？か左？に傾きます。
私たちは満足感、帰属感、自己肯定感を、
たいてい必死になって自分の外に探しにいきます
しかし、本当は…
◆自分の心が穏やかになれるようになって初めて、
喜びを抱けるようになるのです
◆人は環境に適応しながら、成長していきます。
大人になるまで、
私たちは自分の周りにいる人たちの信念や考えを
取り入れて生きています。
そして、
安全でいるために、自分なりの人となりを変えます
人は子どものとき…
人生で一番弱くて傷つきやすい状態に、
生涯の間違った対処法を身に着けるのも、この時期です
人は何も教えられなければ…
頭の中の声を本能的に信用します
この頭の中の声を、「モンキーマインド（心猿）」（仏教用語）と言います。
つまり、「モンキーマインド」とは…
注意が散漫して、集中できない心の状態です。
猿のように、あちこちと枝から枝に飛び回る
（想いや考えがあちこち、外側の対象物に反応してしまう）
心の状態です。
心が右往左往している状態ですね
◆モンキーマインドから来た思考だと気づいていない
おかしな考えや恐ろしい考えを抱き、
それに伴って強い感情が湧き上がってきます
内なる平和を見つける方法とは…
不安とは…
「生き残るために、脅威となり得るものを見つけ出さなければ
ならない」と考える心が、つくり上げたもの
不安を持つこと自体、悪いことではないです。
不安は脅威から守ってくれる感情でもあります
◆本物の幸せとは…
今の瞬間に存在することを、
常に自分に思い出させてあげることです
次のことを書き出してみましょう
①人生でこれまで強烈に不安になったことすべてを、
可能な限り時間をさかのぼって、できるだけ詳細に書き出す
②もう二度と経験したくない、もう二度と立ち直れないと思うほど、辛かった状況をすべて書き出す
③心から幸せで平穏な気持ちになった経験すべてを書き出す
◆絶対乗り越えられないと思ったほどの痛みだったのに…
振り返ってみると、もうすっかりそんなこと忘れていませんか？
幸せとは…
心を開き、自分自身とつながり、
その瞬間とつながっているところから
やってくるのではないでしょうか
◆私たちは今、この瞬間から逃れるため、
本当の問題から気を逸らす対処メカニズムの中で、
「心配する」がよく使われます。
「心配する」ことは、安全になることと、同じだと思い込みます
最悪の事態を想定して頭の中で何度も描くことで、
そこに備えられると考えるのです。
想像すること自体にエネルギーを使い果たすだけでなく、
想像した恐怖や考えに過敏になり、
それを避けようとしたり、過剰反応しずぎたりして、
逆にそういった状況をつくりだしてしまいます
一番むずかしいことは…
その感情が有益で、どの感情が恐れで
エゴからやってきたものなのかを、見極めることです
◆内なる平和をなかなか見つけられない理由は…
それが恐怖なのか？平穏な感情なのか？
違いが見極められないからです
平穏な感情は真実を教えてくれます
恐怖は身を縮めて安全に過ごすように、
自分を怖がらせようとします
恐怖は一時的な限りあるものです
メンタルの強い人は、人生に向き合った経験が多い人
メンタルの強さは生まれつきのものではありません。
◆メンタルの強い人は…
計画を立てるのが得意です
なぜなら…
先を読み、準備することが大切だからです
長期的に見て最善と思えることをします。
また、もし何かが起きても、どうすればいいかの計画があれば、
不安は生まれずに、今に集中していられるからです
自分が不安なことに対する計画を立てましょう
・金銭的に健全になる
・人間関係を改善させる
・カウンセリングを受ける
・新しい仕事を見つける
・新しいキャリアや夢を追いかけるなど
人の手を借りる
私たちはあらゆることを知っている必要はありません。
だからこそ、自分のことをわかってくれるカウンセラーに会って、
「どうすればもっと心が軽くなるのか？」
一緒に考えてもらうのもいいですね
無理せず、自分が得意なものに集中しましょう
人は一気には変わらない
成長は一気には起きません
少しずつ起きていくものです
それは、成長している時とは…
自分の快適ゾーンを広げて再構築しているからです
新しい生き方に合わせて、自分を変えているため…
あまりにも急激に変化して衝撃を与えてしまうと、
自分が慣れたところに、逆戻りしてしまうからです
人生をいちばん効果的かつ健全に変える方法は…
ゆっくりと行うことです
◆満足感が欲しいのであれば、
毎日できる小さな一歩をゴールにしましょう
小さなゴール（目標）を設定して、
やる気を維持していくことは大切ですね。
やがて、勢いがつき、
スタート地点からかなり遠くまで進んだ
自分に気づくはずです
”ゆっくり、ゆっくり”歩むですね