抑圧された感情とは
無意識のバイアスと似たような働きをしています
◆バイアスの一つに確証バイアスというものがあります。
自分が信じている物事を裏付ける事実や経験ばかりに
意識が向いてしまうのです
私たちは自覚していなくても、
このバイアスから影響を受けています
一方で…
感情をコントロールするときは、
自分が何を感じているかを、もっと意識しています
腹を立てている
、悲しんでいる
、苦しんでいる
ことを
自覚しつつ、それについて、
どう対応すべきかを意図的に選んでいます
自分がコントロールしているのは感情ではなく、
言動なのです
◆感情を抑えつけているとき…
自分が何を感じているかわからず、
言動は制御不能になります
◆感情をコントロールしているとき…
何を感じているか自覚しており、
言動も自分でコントロールできます
例えば、
気難しい相手に
するときも、
相手と口論している
ときも、
◆私たちは自分の感情を自覚しつつ、
それでもどう反応するかは…
社会で生きていくためには、
言動をコントロールする必要があります
◆感情は一時的に生起してきますが、
言動は他者、周囲の人たちに対しての影響力が大きいです
私たちは行動の責任を負っています。
肉体的な強さとは…
・どれだけの重さに耐えられるか？
・どれだけの距離を走れるか？
などで測られると思われがちです
…
しかし、
肉体的な強さとは…
・体がどれだけ効率良く、自分を動かせるか？
・日常の仕事やたまに起きる問題に、
どれだけ効果的に対処できるか？で測られます
◆心の健康も同じです。
◆メンタルの強さは…
いかに幸せそうかでもないし、
物事を完璧に、いかに無条件に「ポジティブ」になれるかでもない。
日常の生活やときおり起きる問題を、
自分が生きやすいように、
しかし、
いかに自分を抑圧せずに、
スムーズにこなせるか、なのです
「今も未来もずっと心配などいらない」状態になるには
◆内なる平和とは…
今後ずっと心配などいらないとわかっている、
深い知識とつながっている状態です
「内なる平和」をみつけるというコンセプトは…
仏教、マインドフルネス瞑想などにより、最近、
より一般的になりました
フランスの小説家 カミュ―の言葉…
「冬のさなか、私は自分の中に不屈の夏を見つけた」
この言葉は、内なる平和とは
一体なんであるかを
物語っていますね。
次回は「内なる平和」について、考えていきたいと思います