世間ではカウンセリングというと、いまだに「普通でない人」や「こころが病気の人」が受けるものだというイメージが強いですね
しかし、そんなことはありません。
これからの時代、「誰もが、気軽にカウンセリングを受ける時代」がワタシは来てほしいと願っています
◆未婚、長寿時代、人生の孤独・孤立を埋めるために
日本人の多くが、「ひとりで過ごす時間がものすごく長くなってきている」…
そのために「孤独を埋めることが大変に困難な時代になってきている」からです。
最良のパートナーに恵まれて、「日々、感じていること」や「つらいこと」「さみしいこと」など、さまざまな思いを遠慮せずにお互いに語りあい、聞き合うことができるパートナーがいれば…
わざわざお金を払ってカウンセラーに話を聞いてもらう必要はないかもしれません。
しかし、今の時代、そんなこころを通い合わせるパートナーに恵まれている人のほうが、少ないような気がしました
周知のように、生涯、結婚せずに独身で過ごす方や、離婚しておひとりさまになる方も多くなってきました。
男性の半数が生涯、独身で過ごす時代が間もなくやってくると言われています
また、寿命が長くなってきたので、たとえ結婚しても、配偶者が亡くなった後、ひとりで過ごす時間が多くなってきました。
あるいは、配偶者がいたとしても、あまり話ができなかったり、軽い話はできても、人生のことを深く語り合ったり聞き合ったりは、
まったくできない相手であることも少なくありません
◆「日々感じていること」や「つらいこと」「さみしいこと」など、生きていれば、さまざまな思いが込み上げてきます。
そういうことを遠慮せずに、語り合い、聞き合うことができる人は、
案外少ないのではないでしょうか
また、もしそういうパートナーがいたとしても、うちに秘めた思いを何でも話せるかと言うと……そういうものでもないかと思います。
・大事なパートナーだからこそ、関係を壊したくない。迷惑もかけたくない。だからこそ、話せないこともあるのではないでしょうか
けれど、どうしても誰かに話したい。誰にも話さずひとりで抱えているのはつらい
秘密を確実に守ってくれる人であれば、誰かに話したい…
そんなとき、信頼できるカウンセラーがいると、「その人にしか話せない話ができる」ものです
「行きつけのカウンセラー」がいるといい
人は誰もが孤独です。ひとりでどこに向かっていったらいいか、わからない人生の闇のなかを歩いています
カール・ロジャーズのクライアントが語ったように、
「誰かそばにいてくれて、一緒に歩んでくれると、とても気持ちがラクになる」のです。
カウンセラーは「人生の同行者」です。
お金を払って関係を結ぶ、友人とも少し違う、一定の距離間を持った「こころの連れ」です。
幸運にも、実際の「連れ合い(パートナー)」が「こころの連れ」の役割を果たしてくれる場合もあれば…
残念ながら、物理的場所と経済だけを共有している関係性もあるかと思います
カウンセラーは「こころの連れ」
「行きつけの美容院」や「行きつけのマッサージ師」がいるような感覚で、多くの人に「行きつけのカウンセラーが一人いて、
必要なときに、あるいは定期的に自由に気楽に人生の話をしに行く」
そんな「こころの連れ」を誰もが持ってもいい時代になってきたのではないかと思いました
カウンセラーもクライアントの人生をお聞きしながら、クライアントの人生を一緒に学び、考え、お互いに成長というより、進化していければ嬉しいです
進化とは…
「変化と選択」の繰り返しであり、目的や意図はありません。
たまたまこのようなライフスタイルを持つ者が、環境に適応できて、
生き残っただけですと…
「なぜヒトだけが老いるのか」(生物学者 小林 武彦著)より引用しました。
こちらの本、ヒトを生物学的視点で考えられて、面白いですよ
「成長」というと同じ道の高みを目指すイメージがありますが…
「進化」というと、自分が置かれた環境に応じて、ライフスタイルや生き方を変化させながら(別の道を探す)、自分が生きやすい居場所を選択していく、適応していくことではないかと思いました。
毎回のカウンセリングで常に、ワタシはクライアントの発言から学ぶことが、とても多いです。だからこそ、カウンセラーをさせていただきたいと思っています。
Zoomによる心理カウンセリングのお誘い
よかったらお立ち寄りください
https://ameblo.jp/calmspot/entry-12840280526.html
ワタシもこの最近、「行きつけの美容院・美容師さん」「行きつけの歯科医院・歯科衛生士さん」「行きつけの整体医院・マッサージ師さん」など…自分のサポーターづくりを心がけています