執着とは物事に心が深くとらわれ、ずっと離れない状態のことです。
私たちはお金、人、過去の出来事などに執着し、ずっとそのことばかり考えてしまうことがあります![]()
・あの人に言われたイヤなことがずっと忘れられない
・別れた恋人や亡くなった人のことを何度も思い出してしまう
・人から批判されるとずっと怒りが収まらない…などなど
脳内科医の加藤 俊徳先生曰く…
人は何かに執着すると、考えすぎて疲れてしまったり、エネルギーが奪われて消耗してしまったりするイメージがあるかもしれません。
「脳の働き」という観点から見ると、実は執着するとき、脳はラクをしている![]()
何かに執着すると、脳はその執着の対象を思い出したり行動したりする際、しだいに効率よく働くようになります。
脳は効率がいい、つまりラクなので脳はその思考・行動を繰り返します。するとその回路が強化され、放っておいても同じことに執着し続けるしくみができあがるとのことーそうかあ、なるほど![]()
最近、「スマホ脳」や「ゲーム脳」という言葉をよく聞きますが、それもしくみは同じだそうです。
でも、自分が脳に刺激を与え、脳の使い方を変えることにより、なくしたい執着から離れていくことはできるとのことーそうかあ、脳の使い方を変えたい![]()
ワタシが今、読んでいる本
は「悩みのループから解放される! 執着しない脳のつくり方」(加藤 俊徳著)です。脳を機能別に8つの脳番地に分類しています。よくある執着の悩みを提示しながら、どの脳番地に問題があるのか、そしてどの脳番地をトレーニングすればよいのかを具体的に教えてくれています。
執着をゼロにすることはできません。人は生きている限り、脳は何かに執着しようとし続ける働きを持っています。
大切なことは生活に支障を来すような「悪い執着」を手放し、健康で建設的に生きていくための「良い執着」へと置き換えることなんです。
私たちは
「悪い執着」にとらわれ悩み続ける一生を送るのか?それとも
「良い執着」を持ち、前向きに人生を歩んでいくか?
加藤 俊徳先生曰く…
私たちはどちらの人生を歩むのかを自力で選ぶ力を持っている
わざわざ世間から離れて出家したり、滝に打たれて心身を洗い清めたりしなくても、脳の使い方を変えて、人生を変えるやり方もできると教えてくれています。
「心を調える」「楽しく生きる」ために、心理学や仏教(禅、瞑想)、マインドフルネスなどを学ぶことももちろん大切ですが、
ワタシは少し脳の使い方を変えるやり方を実践してみようかと思いました![]()
自分の脳を育てながら楽しい人生を送る方法もあると、選択肢を増やした感じです![]()