この最近、ちょっとモヤモヤしていたので…
以前、PHPの特集で読んだ「ちょっとしたことで一日は楽しくなる」を読み返しました。
その中に、脳内科医の加藤 俊徳先生が「楽しくなる脳を育てよう 脳が活性化すれば毎日が楽しくなります。8つの「脳番地」を刺激する習慣を始めてみませんか?」という題で書かれていました。
加藤 俊徳先生によれば、
「脳の中では、同じ働きをする複数の神経細胞が集合して基地を作っています。ほくはこの基地を「脳番地」と名付けました。
なかでも脳の若返りに欠かせないのが、「思考系脳番地」「感情系脳番地」「伝達系脳番地」「運動系脳番地」「理解系脳番地」「聴覚系脳番地」「視覚系脳番地」「記憶系脳番地」という8つの脳番地だというのです。
そして人が楽しさを感じているのは、この脳の8つの番地のどこかが刺激され、活性化した状態だそうです。
「たとえば、美しい草花を見て視覚系脳番地を鍛え、鳥のさえずりを聞いて聴覚系脳番地を鍛え、それから図鑑でそれらを調べて理解系脳番地を鍛える・・・。
脳は脳番地ごとに一生成長し続けますから、楽しくなる脳を育てるためにできることはたくさんあります」と書かれています。
加藤 俊徳先生は
著書に、ベストセラー『脳の強化書』(あさ出版)、『記憶力の鍛え方』(宝島社)、『部屋も頭もスッキリする!片づけ脳』(自由国民社)、『脳とココロのしくみ入門』(朝日新聞出版)『ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング”』(大和出版)など多数。
ワタシはこの最近、モヤモヤ感があるので、毎日楽しんで暮らせるようになりたいと思いました。楽しければ自然と笑顔になれるものですよね![]()
早速、加藤 俊徳先生の著書で書かれている「8つの脳番地」ついて学んでいこうかと思い立ちました。
「心」を知るには、心理学、マインドフルネス、仏教(禅、瞑想)などの学びとともに、人間の脳の構造やしくみ・機能に興味を持ちました。これから「脳と心」というテーマを作って少しずつ脳の機能から自分の脳の中味を探っていきたくなりました![]()
自分は…
「どうして方向音痴?地図が読めない?」「どうして人の心に共感するより、分析するほうが速い?」「どうして手先が不器用、絵を描けない?」「どうして人から言われた言葉に執着しやすいか?」などなど
たくさん知りたいことがあります。自分の脳のパターンを知ることから何か解明できる可能性を感じました。まずは自分の脳のパターンを知って、少しずつ脳のパターンの置き換え作業をしていこうかと思いました。加藤先生によれば、脳は自分で育てていけるそうです![]()
加藤先生の著書に「執着しない脳のつくり方」がありました。心は実体がありませんが、実体のある自分の脳を観察するのは好奇心溢れ、楽しい研究になりそうです。
それに自分を外側から観察して、脳(家)をリニューアルするように考えていけば、自分を責めることもないような気がしました![]()
また、この「楽しくなる」ということを私に教えてくれたもう一人の人は、曹洞宗の藤田一照さんです。
一照さんの『愉しい修行がもたらすもの』という小冊子(鴻盟社刊)には、ベトナム人禅僧のティック・ナット・ハン師との出会いが書かれています。
ティック・ナット・ハン師が来日された時のこと、一照さんは通訳のメンバーに選ばれ、各地を訪れ講演会などを行う師に随行されました。
そこで一照さんは、
「その後の私の修行観に大きな方向付けを与えてくれました」という体験をなさったのでした。
ティック・ナット・ハン師は、ベトナム語で「先生」という意味で「タイ」と呼ばれています。「ある日の早朝、タイがお弟子さんと一緒にプライベートに散歩をされているところに、一照さんはたまたま出くわしました。
タイは一照さんを招き寄せて、一緒に並んで歩くように誘ってくれました。
そして “Issho, smile!Practice should be enjoyable.〟とおっしゃいました。
当時の一照さんは、自分では気づいていませんでしたが、タイの目からすると、”真剣に修行している者は、ヘラヘラしてはいけないし、第一、そんな甘っちょろい表情をしている余裕なんかないはずだ!”とでも言わんばかりの、いかにも硬い表情をしていたそうです
そんな一照さんを見てタイは「一照さん、笑顔だよ! 修行は楽しいものでなくてはなりませんよ」と言ってくださったのです。
それに続けてタイは…
「ブッダもそうだったんですから。気難しくしかめっ面をしている人の周りには、人は集まりません。ブッダが愉快で幸せそうに歩いているから、その周りに人が集まったんですよ。ブッダの生き方を見習おうとしている私たちもそうでなければならないし、そういうあり方ができるような修行をしているんですよ」と微笑みながら諭してくださったとのこと。
そこから一照さんは、「何かを手に入れようと追求している限り、必ず身心に緊張が生まれます。
ですから、安楽という状態が実現できるのは、「今起きていることにそのまま任せておけるときだけです」と説かれています。
★「たのしい」ということについても説明してくれています。
「楽しい」というのは、欲しいものが手に入った時の「たのしい」気分ですが、
「愉しい」というのは、そういう理由や条件とは無関係に、どのようであっても自分が自分として存在していることが「たのしい」ということです。
だから、「愉快」な人生というのでしょうか。
★今起きていることが何であれ、それを目標との関連において、起きていいことだとか、起きてはいけないことだとか判定するのではなく(判断しない)、それをその時その時の出来事としてそのまま受容できるようになることのようです。
そうか、「瞬間瞬間いい悪いを判断せず、ただただそのまま受け容れてみよう~」![]()
いつでも、どこでも、心の底から毎日を愉しんでいる人になりたいです![]()