「心が軽くなりました」という言葉を使うことがあります。
ふと、心が軽くなるとは、どういうことだろうか考えてみました。
そもそも心に重さがあるのでしょうか?
もちろん、秤で計量できるような重さはないと思います。
重さがないのならどうして軽くなるのだろうなど考えてみると不思議に思いました。
それでも何だか心が軽くなった気のする時があるものですね![]()
ワタシはこの最近、少々心が重たい気分です。特に原因があるわけではないのですが…心の重量を感じています![]()
心療内科の海原 純子先生が毎日新聞の「新・心のサプリ」の中で、「心の救急箱」を作ろう」という題で書いてくださっています。
海原先生は、「悩みを引きずらないようにするためには、いくつかの方法があります。その方法を学習することにより、かなりの割合で克服できると思うので、それをご紹介したいと思います」
と書かれて、五つの方法を紹介されています。
①「悩みの傾向を知ろう」
それは「先ず自分が嫌な思いを引きずることは何かについてかを考える」ことだいうのです。
「自分がはまってしまう特徴があるはず」なのだそうです。
「自分の中で、『私はこれがあると衝撃を受けて落ち込む』というものがあることに気付く」ことが悩みの傾向を知ることになるというのです![]()
こうして自分の悩みを客観的に見ることができるようになるのでしょう。
そうすることによって、悩みの中に落ち込んでゆかないように歯止めがかかります。
②「悩みを分別しよう」
その悩みが、「悩むことに値するものか」ということについて考えるのです。
そうすると、悩むに値しないこともけっこうあると思われます。
★アンガーマネジメントの思考のコントロールですね。その出来事が「怒る必要がある」か「怒る必要がない」かを分別することと同様です。
③「解決策を考えよう」
★その出来事が自分の力で「変えられる・コントロール可能か」「変えられない・コントロール不可能か」を見極め、分別することが大切ですね。
また、変えられない出来事の対処法は、今はとりあえず「受け入れる」「保留する」ことも視野に入れておくといいと思います。
④「自分の味方になろう」
自分でどうにかできるようなことならば、自分で頑張ればいいのですが、「自分ではどうしようもないことで、人から心を傷つけられることも多い」のであります。
そんな時には、「自分が自分の親友、仲良し」になることが本当に大切だと思いました。自分を責め続けても意味がないですよね![]()
⑤「1対3の法則を実行しよう」というものです。
これは分かりやすくて、「嫌なことが一つ起こったら、そのあと三つポジティブなことを思い浮かべたり実行したりします」ということです。
特別なことでなくても、おいしいお茶を入れて飲んでみる、猫をなでてみるなどでいいそうです。
とにかくそこでマイナスの心を一度区切る、リセットすることなんですね![]()
★自分なりの「心の救急箱」を携帯しておこうと思いました![]()
そして、早めの心身の不調を自分が気づくように意識していきたいです。