ストレスを感じる状況の一つとして、自分と違う感覚や考え方、行動パターンを持った人と何かをやるときではないでしょうか![]()
「同じだな」と感じると安心するし、「どうも違う」と相違点を見つけるとストレスを感じることが多いです![]()
ストレスマネジメントの基本は「人を変えるのではなく、自分を変える」ということです。相手を変えたいと強く思えば思うほど、相手は抵抗してきます。変えられないことよりも、自分でできることにフォーカスしていきます。
それにはまず、「自分を理解すること」そして、自分とは異なる特性の人も理解して人間関係のストレスを減らしていくことです![]()
ストレスマネジメントに必要なことは、「今、自分がストレス状態にあるんだ」と「気づく」ことです。最初のストレスサインに気づき、食い止めること、つまりストレスが膨らむ前の早い時期に気づいて改善できれば、ストレスは広がらず、シンプルな方法で対処できるのです![]()
ストレスに対処するプロセスを細かく分解しますと……
①自分がストレス状態であることに気づく
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②ストレスを減らすために何とかしようと思う
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③自分の状況や周りの状況を理解する
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④その上で適切なスキルを思い出す
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⑤実際にやってストレスを減らす
⑤でうまくいかないときは、①に戻ります。これらのプロセスを踏むには、「メタ認知」と呼ばれる力が必要です。
メタ認知とは「自分がやっている行為に客観的に気づく」ことです。
ストレスに苦しんでいるときは、自分がストレスと一体化しています。
ストレスマネジメントにはスタート地点でのメタ認知がとても大切です。
それではメタ認知を高めるにはどうすればよいでしょうか![]()
★第三者の視点で見る![]()
ポイントは意識を100%行動することに向けるのではなく、一部を分散させ、その行為をしている自分を客観的に観察する習慣をつけることです。そのために、自分の内側にある感情や思いを外側に出すというのは良い方法です。
これはアンガーマネジメントの衝動のコントロールのテクニックで、強度の高い怒りを6秒待つ(やり過ごす)やり方と同様ですね。怒っている自分を、冷静に見ている自分が今、自分は怒りの度数が何点(10段階方式)かを計る行為です。
つまり、怒っている自分と一体化しない方法です。
また、心の中で漠然と不安を感じている、モヤモヤしているときは、紙に書き出したほうが客観的な視点で自分を振り返ることができますね![]()
アンガーマネジメントと共にストレスマネジメントもやっていきたいです![]()