いそがしいときに、イライラするときに、不安なときに、私はそっと私にたずねる

 「私はいま、ほほえんでいますか……」赤薔薇

 

 ほほえみさん

 

 だれでも、うまれたときから、ほほえみさんはいつもあなたといっしょ。

 くるしいときは勇気を、かなしいときは元気を、さみしいときは励ましを。

 

 でも、歳月と共に、風雪に吹かれて、ほほえみさんはいつのまにか消えてゆき、苦虫くんがだんだん増え、たった一度きりの人生をくもらせてしまいます。

 

   どこにいったの ほほえみさん    どこにいるの ほほえみさん

 

 ポケットの中の小さな本は、こころの隅から、そっと、ほほえみさんをよび出して語りかけてくれます。

 

 そしてこの小さな本をあなたの親しい人々に贈ってあげてください。きっとどこかででタンポポの花のように、風にのってほほえみさんの花をいっぱい咲かしてくれるでしょう。

 

                          あなたのほほえみさんへ

 

 「心の健康 ほほえみ読本」:昭和61年5月5日第1刷発行、ほほえみいっぱい青少年育成友の会、狩野 誠著、健康生活舎フォーラムえん販売 1冊165円

 

 この冊子は円覚寺管長横田南嶺老師の「毎日の管長日記と呼吸瞑想」YouTubeの中で”ほほえみの効用”をお話されていたときに、この「ほほえみ読本」が紹介されました。

 すぐに注文しました。ここは”ほほえみの輪”をひろげましょうという善意の活動をされています。冊子が届くのに半月以上かかりましたが、とても丁寧な包装で送られてきました。心が温まり、感謝ですクローバー

 

 私がいちばん心に残った詩ですクローバー

 

 目のほほえみ

 

 目でほほえみ  目であいさつできる  そんな人間でありたい

 いつ  どこでも  どんな人と出会っても 目にはほほえみをたたえて

 

 あたたかく目であいさつのできる  そんな人に出会うことがある

 その人の目は清く澄み   そして美しい 

 

 しかしよくみると  人生の苦難の中で  涙によって洗い清められた目である

 目にはほほえみをたたえて   目であいさつのできる  すばらしさをおもう

 

 毎日、ほほえみを絶やさずに生きていきたいと強く思いました三毛猫