「人の話をよく聴くことができる」というのはすばらしい美徳ですね![]()
それはまさに、”共感するための橋”になります。でも、私もですが、自分の考えに意識がいってしまい、いつの間にか自分のことばかり考えてしまっているのです![]()
人の話をよく聴くためのテクニックだけではなく、”心構え”も身に着けていくことが大切ですね。
相手の言っていることに、”本当に興味を持つ”ようにするのです。しかし、……
話を聴いているうちに自分の頭の中に浮かんだ言葉をきっかけに、再び自分自身に注意を向けてしまいがちになります。
そこで人の話をよく聴くための第一ステップとして、次のことを習慣にしてみましょう![]()
◆「注意を相手に向け続ける。頭の中に自分の関連する考えが思い浮かんだら、それをすぐに金庫にしまう。そして、相手の話に再び注意を向ける」
第二ステップとして、相手の話をあなたの言葉で端的に言い換えてみましょう![]()
◆言い換えることで、自分が相手の思いを正しく理解しているかどうかを確認することができます。相手の話を自分の言葉で表現し直す方法を、「パラフレーズ」と言います。
例えば、
友人:「最近、仕事のミスが多いし、家では子どもの世話で忙しいし、休みとろうかなあ~」
私:「すごく、疲れているんだね」(パラフレーズ)
友人:「そう、本当に疲れているよ」
私たちは相手の話をすぐに解釈しようとします。見当違いの解釈をしてしまう可能性もありますよね。私も余裕がないときなど、すぐに解釈してしまって、人間関係がぎくしゃくしてしまった経験がよくあります![]()
自分の解釈が合っているのかを確認する質問をすることによって、解釈が間違っていればそれを正すチャンスを得ることができますね。
パラフレーズは簡単にお互いに理解し合い、コミュニケーションを高めることができる方法です![]()
自分が誤ったパラフレーズをしても、話し手は「自分の話を本当に理解しようとしてくれている」と感じることができます。
◆「あなたは~(と思っている)ということだよね?」というフレーズです。
ぜひ、会話の中で自分が感じたことを相手に「パラフレーズ」する習慣をつくっていきませんか![]()